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探偵が3人 ページ4

その後、探偵社のことやヨコハマの話をしていると、廊下から足音が聞こえた。
知っているような知らないような、身長は小さめな人の足音。
ガラリと音を立てて開いたドアから入ってきたのは、ポートマフィア幹部の中原中也だった。


「よォ、ゆる。てか、なんで青鯖もいやがるんだ!?」
「それはこっちのセリフだよ蛞蝓!まさか中也が来るとはねぇ。」


急に始まる口喧嘩に慣れていない2人は困惑するような顔をしている。


「中也さん、久しぶり!今日から一緒に任務だね!喧嘩はしないでよね?」


中也さんと太宰さんの間に入って圧をかける。


「あぁ、悪ぃ。気を付けるが、クソ太宰が悪ぃんだ!俺じゃねぇ。」


中也さんも自己紹介を終えて、烏間先生に連れられて教室に向かう。
ドア越しに微かに声が聞こえる。


「昨日も言ったが、今日から転校生が2人と新任の教師が来ている。」


ガラリとドアを開けて、3人並ぶ。太宰さんと中也さんの間に私が入る形だ。
烏間先生の横で黄色いタコが騒いでいるのが見える。なんだあれ。
1人ずつ自己紹介をし、職業の事は聞かれれば答えるが自分からは言わないことに決まった。


「私は太宰、太宰治だ。烏間先生の補佐で、射撃を教えるよ。美女と心中するのが夢さ。」


今すぐにぶっ叩きたいが、先生と生徒なので辞めておいた。
スルーして私の自己紹介を始める。


「私は篠宮ゆるです!ヨコハマから来ました、よろしくお願いします!」


笑顔で挨拶をすると、緑髪の子と目が合い、微笑んでくれた。


「中原中也。俺もヨコハマから来た。よろしく頼むぜ。」


決して爽やかとは言えないがいつものカッコイイ笑みで挨拶をする中也さん。


「ちょっと烏間先生!私この3人と挨拶してませんが!?」


黄色いタコが文句を言う。なんだあれ。(2回目)
烏間先生は深くため息をついてから、私たちの方を見る。
そして黄色いタコを指し、私達に問う。


「早速だが、これが何か分かるか?」
「朝の幻覚じゃない?」
「黄色いタコだよ。」
「月を破壊した超生物だろ。」


私、太宰さん、中也さんの順に答えていくが、何故か黄色いタコはショックを受けている。
烏間先生はそうだ。と頷いてから正解を教えてくれる。


「此奴は中原くんの言う通り、月を破壊した超生物だ。3月までにクラスの皆と暗殺して欲しい。」
「了解です!頑張りますねー。」


緩く返事をし、クラスを見廻す。

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ゆるチョコ(プロフ) - 削除したら作品消えずに編集だけ出来なくなったのでやり方わかる人は教えて下さい!それまでは放置になります! (2020年1月8日 0時) (レス) id: b6298623d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるチョコ(プロフ) - 柚子@コンパスさん すみません、ありがとうございます! (2019年11月18日 22時) (レス) id: b6298623d3 (このIDを非表示/違反報告)
柚子@コンパス(プロフ) - 主人公の名前の変更機能を使うのならちゃんと使ってください。ゆるのままになってます。 (2019年11月18日 21時) (レス) id: 10ee3564e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆるチョコ | 作成日時:2019年11月8日 22時

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