ー第5話ー ページ6
「まふまふ、空。」
そらるさんの指を指してる方を見るとたくさんの星があった。
「あ！あの三つの星って夏の大三角って言うんですよね！」
僕も指差して言うとそらるさんが口を開いた。
「お前がそんなに笑顔なの初めて見た。」
「え…」
ぼ、僕そんなに笑ってなかったかな。
自分の頬に手を当てて見る。
そんなつもりはなかったんだけど。
「笑ってる方がいいよ。」
そんなこと言われたのは初めてだった。
そっか、笑ってもいいんだ。
僕の中で何かが許されたような気持ちになった。
「ありがとうございます。」
久しぶりだこんなに楽しかったのは。
でも、僕はなんとなくそろそろ昨日みたいな眠気が来そうだなと思っていたところだった。
「終わってしまいますね。」
「そっか…。あ！まふまふ！きて！」
そらるさんは僕の手を掴んで走っていく。
「な、なんですか！？」
急に森がひらけた。
草原が広がる、その向こうには街が、そして夜空には…
「流星群…？」
「綺麗だな。」
次々と星が降ってくる。
「朝が来ることなくこのままここに入られたらいいのに。」
口出していたつもりはなかったけどそらるさんに聞こえていたようで「でもさ、」と空を見上げながら言った。
「どれだけ今日を捨てたって、その【今日】は誰かが望んだ昨日なんだよ。」
「どれだけ願っていなくたって、明日は来るもんだ。」
「なんて、セカイシックだな、俺。」
そらるさんは恥ずかしそうに笑ってごまかしたけど、僕は「現実としっかり向き合え」そう言ってくれているんだと悟った。
「そうですね！ごめんなさいなんかしんみりしちゃって。」
「やっぱりそらるさんって…」
続きを言おうとした時、昨日と同じ睡魔が襲ってきた。
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瑞飴(プロフ) - 蒼空さん» ありがとうございます！！！出会った後ですか……。気が向いたら書いてみますね！！！ (2018年6月23日 19時) (
レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空 - 感動しました…是非最後出会った時を見たかった…これからも頑張ってください (2018年6月23日 17時) (レス) id: 7afeae3c45 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴(プロフ) - 殿厨。さん» コメント！ありがとうございますっ！！そうなんですか！！泣いて、って泣いて！？え！？大丈夫ですか？！ (2017年9月18日 22時) (レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)
殿厨。 - え、、、泣いちゃったよ、、、感動作だよ、、、 (2017年9月17日 19時) (レス) id: 3323326224 (このIDを非表示/違反報告)
瑞飴(プロフ) - えりさん» うわぁぁぁぁああああ！！ほんとですか！？嬉しいです！！ありがとうございますっ！！そうなんですか！！私も好きですw面白いと言って頂けて嬉しいです！ありがとうございました！ (2017年9月9日 19時) (レス) id: 621dce32e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞飴 x他1人 | 作成日時：2017年8月27日 23時
