YSPvs妖怪探偵団

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ﾗﾝﾄ｢………………｣


と、目線はあったから、ぺこりと軽く会釈した私。


・・・完全にシカトされたよね？？？



私の後ろにいるであろう、声的に男の子がこんにちはと会長に挨拶すると、会長もあぁ。とだけは言う。



ねぇ？私は？？？なぜに？？？


今すぐぶっ飛ばしたい気持ちを宥める。


えーっと、こういう時は……


寺刃さんに八つ当たりすればいいのか！←


寺刃さんに八つ当たりー！と思ってらんらん気分で歩く。今にスキップしそうなくらい


ﾗﾝﾄ｢おぃ。無視したのは悪かった。だから今すぐ何かイタズラでもしそうな顔はやめろ｣


私はイタズラなんかに構っている暇はないのだ。

と、到底嫌そうに言う。


あれ？私、寺刃さんにイタズラしようと思ってたから……

『かいちょーっ！自意識過剰ですよー？私がイタズラしようと思ったのは寺刃さんでぇーすっ！会長が自意識過剰なんて………………3徹でもしてるんですか？大丈夫ですか？』


嫌味ったらしく言う。


会長はちょっとキョドった後。


そうか。だが別に徹夜なんぞしていない！


と、しっぽを巻くように逃げていった


ぷぷぷ……


そして、寺刃さんにイタズラしに行こうとする。


が……


？｢花崎さん、ちょっと屋上に行かない？｣


手首を掴まれて言われた。

ねぇ、毎度毎度なんなの？クエスチョンマークつけるなら音程も上げ気味にしてよ！！！

もしくは拒否権なしを顔で表すのやめてくんない？

あ、ちなみに手首を掴みやg((掴んでいる男の子はさっき私の後ろを歩いていた例の男子。


あれ？ストーカー？


って思ったけど、私に用があるならストーカーでもなんでもないか。


廊下を曲がりに曲がりまくった訳でもないし……







そして、川を流れる水のようによどみない仕草で手首を掴んだまま屋上まで連れてこさせられた。


………………私は聞き逃さなかったよ。


よく響く階段に後ろから誰か着いてきていたこと。


こいつ………………もしかして怨霊……


私の中に眠っている(今は知らないけど……)花姫……ユツナ様の力を奪おう……もしくは言いなりにしようとしてくる異星人……

今回は2人か……

2人くらいなら変身or召喚なしで倒せるはず……


すると、その男子は顔を上げた。

頬は少し赤く染まっており、これだけだったら告白に見える。

友斗｢俺、鈴木友斗(ゆうと)って言うんだけど、俺、花崎さんの事、好きです｣

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