イタリアン・マフィア達の日常【短編】 (ページ15)

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過去篇【シリアス】ページ15

ある日親からこんな事が告げられる。

『お前、秘密警察になれよ
あそこには、強い人間が沢山いるぞ

だからお前ももっと強い人間になるぞ』

はっとした

『僕は、警察官になって悪い人を倒したい！
それとAちゃんを守りたい』

リオンは確か、警察官になりたいと言ってた
だからリオンは今秘密警察にいるのかも
しれない。

父がお酒を飲んでいたので本気かは分からなかったが、私はそれに賛成した

A『いいよ、私、秘密警察になる！』

幸い、母も私の進路を心配していたので
否定はされなかった。

むしろいってくれという感じ

程なくして、私はイタリアン・秘密警察に
入隊する。

建前は強い人になりたいから
本音はリオンに会いたいから

訓練ばかりで疲れたけど、沢山友達もできたし、告白された事もあった。

こ、告白は流石に断ったけど...

でもリオンの姿は見つからない
後に分かった事だけど、秘密警察には
名前が無かった。

リオンは何処に言ったんだろう

A『ねえ美幸(みゆき)ちゃん
リオン・テオラータって知ってる？』

白矢崎美幸は、私の友達。
その子に聞いてみた

美幸『え？リオン・テオラータ？...それならいたけど。』

いた...？

秘密警察にいるじゃなくて、いた？
どういう事