イタリアン・マフィア達の日常【短編】 (ページ13)

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一週間後【シリアス】ページ13

ちょうど今日で一週間か＿＿

明日にはデルタ達が来て、私がイタリアンマフィアになるか、
それとも普通に過ごすか決めないといけなくなる。

まだ決められないの

確かに、メアちゃんもノエルも優しかった
敵とは思えないくらい、快く接してくれた
気がする。

だけどそれも今日まで
イタリアンマフィアに入らなかったら
どうなるんだろう

自然と白いベッドが目に入る。

これはノエルが用意してくれた部屋だ。
シロナとクロエが毎日掃除してくれている

そしてクレアちゃんが用意してくれた
お菓子もある。

＿＿歓迎されてるの？敵なのに

？「それは違うと思うけどなっ」

A「誰？」

窓の辺りから声がする。何だろう
心に直接語りかけるような声

？「俺様が誰だかわかんねえみたいだなっ
ｷｨﾋ」

A「だからっ...ひいっ」

窓の奥に何かが見える。
あれはもしかして

A「悪魔」

月明かりのせいでよく分からないが
それには確かに羽があった。

？「左様。俺様はアロン・アルベール様だ。
どうぞお見知りおきを」

アロンと名乗るそいつは丁寧に自己紹介し
ふっと不敵な笑みを見せたように思える

刹那
A「き、消えた」

屋根を見てもアロンらしき人影はない
いつもより丸くなった月が浮かんでいる
だけだ。

でも何か違和感を感じる。
そこにいなかった物がいる感じが

A「っいつの間に」

アロンはいつの間にか私の部屋に
移動していた

アロン「ふふ、ミルキィみたいな肌をしている、でも残念。タイプじゃないね」

どうでもいいでしょ

アロン「イタリアンマフィアは君を口封じに
殺.そうとしている。よく分かる。
だから夜の内に逃げた方がいい。俺様の言う事だぜ

...分かるよな？」

アロンは私の下唇に指を当て、
目を合わせてきた。

A「マフィアの仲間にはならない、そう決めたのは秘密警察だ。だけど」

いつも私の頭を過るのは

＿＿＿＿リオンだけなんだ

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まさかの過去篇突入！