ARSの復讐劇《絆系》続編

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和也side



やっと地獄から抜け出せて、

俺と潤は芸能界で生きていくことを

改めて誓った。



智「夜何食べたい？

好きなもの作ってあげる^^」



智にぃは卒業記念に

好きなものを作ってくれるらしい。




本当は俺の大好きなハンバーグが良かった。

でも、今は…


「「ハヤシライス」」



潤の声と自分の声が重なる。


翔「ふふっ、さすが双子だなぁ」


雅「俺もハヤシライス食べたい！」




俺たちの思い出の味。

『ハヤシライス』




智「俺のオリジナルだけど、いいの？」



和「うん」




夜ご飯が決まり、買い物をしてから

自分たちの家に帰ってきた。




もう着ないであろう制服を脱ぐ。



潤「良かったね、ばれなかった」

和「…うん。地獄だったな…」



俺たちが学校でいじめられた事は

誰にもばれなかった。


言うこともなかった。


だって、心配かけたくないし。




それに言わなくても心は大丈夫だった。


だって、潤がいたから。




潤とは学校でもずっと一緒にいた。

弁当を食べる時も。




だから、俺は潤がいなかったら

ここまで来れなかった。

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