【プロセカ】少しだけわたしに時間をください【宵崎奏】 (ページ1)

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消えたくてページ1

今日も疲れた。

学校では、いつものようにいじめられた。

家では、もしかしたら私を救ってくれるかもって希望があった。でもダメだった。

…少しでも味方になってくれるって希望を持ちたかった。

私は、昔から家族に嫌われていることは知っていた。

家では、いつものように邪魔者扱いされて、とうとう家を追い出された。

あはは、まあ私が何もできない劣等生なのがいけないんだけど。

特に理由はなく、私は道を歩いていた。

　
しばらく歩いていると、とある言葉が思い浮かんだ。

　「消えたい」

…そうだ。誰にも必要とされないなら…消えればいいんだ。

そう思った瞬間から気は楽になった。

…なら、今から駅のホームから落ちて消えてしまおう。

私は、駅のホームへ向かった。

　
　
　
ついた。今日でこの最悪な世界ともお別れだ。

しばらく駅のホームで待っていると電車が来る。

希望なんてない、絶望だけが残ってしまったこの世界から消えれるんだ…！

ほんの少し笑いながら電車の方へ向かう。

ホームから落ちようとした…

　
　
　
　
　
　
　
が、後ろから誰かに服を掴まれたせいで落ちることはできなかった。

最悪だ、どうして邪魔をするんだろう。

そう思い、服を掴んだ人物を見た。

その人物は…

　
　
　
　
　
綺麗な青い目をした少女だった。