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＿4＿ ページ6
「……？」
気がつくと、アレンは暗く狭い何処かに居た。
…此処は？
周りを見渡すにも、暗くて何も見えない。
手探りで探ろうにも、狭すぎて動けない。
膝を抱えて丁度収まる程の狭さだ。
何故、自分は此処に居るんだろう？
そう考えていた時、何処かから声が聞こえてきた。
…女の子だろう、耳に響く高い声と、特徴的な語尾の変わった声。
…誰？
賑やかな声と共に、 カチャ と金属音の様な音が聞こえた。
次に聞こえてきたのは、 ガラララッ と何かを回す音。
それと同時に、周りが回り始めた。
「!?ぅあ…っ」
回転が止まったと思ったら、今度は下に落ちる感覚。
ゴトンという音と一緒に、思い切り下に叩きつけられる様な感覚と痛みが。
「痛…何…」
『……ろ…ま…だ…！』
途切れ途切れだけど声が聞こえる。
すると、突然白い光に包まれ、体が大きくなる感じがし、自然と目を閉じた。
『おおっ！これはSランク確定でしょ〜！』
『煩いダニ！今調べるから少し黙るダニ！』
目を開けると、
小学生くらいの女の子と、黄色い兎みたいな妖怪が騒いでいた。
＊
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