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8話 ページ10

そして、今は校舎の裏にある小屋のような所に隠れている。


『あぁ緊張した。』


「A、助かったぜ。」


「そうそう、Aちゃんありがとう!」


『ほんまに。拓斗、助けるとか言って正面から突っ走って行くから焦ったわ。』


「それよりさ、折角、悠人近くに居たのに良かったの?」






え?あれ、そういえば…


やばい完全に忘れてた。


もうバレんかヒヤヒヤして…


「その様子じゃ完全に忘れてたんだろ。」


え、やばゆきちゃん。正解だわ。


でも、今更戻んのも嫌やしな。


仕方がない…


『今日のところは勘弁しといてやるよ。』


「いや、悪役かよ。」


『あ、そうだ写真撮ろーぜ。』


「なんでそうなんだよ。」


『記念的な?』


と言いながら私はスマホを出して、カメラアプリを開き内カメにした。


『はい、じゃあ撮るよー。はいチーズ。』


そう言って撮った写真には雨に濡れてびしょびしょになった私たちがうつっていた。


『じゃあまた送るね』


「おう」


断らないんだ。と少し思ったが言わなかった。


そこで、30分にセットしておいたタイマーがピピピピと鳴った。


『やったァァ!勝ったんやんな?』


「わーい!」


「んじゃあ部室戻んぞ。」


そうして、私達は部室に戻った。


私はタオルを出して戻ってきた人達に配った。


皆、やっぱり雨濡れてるし。


そういえば傘置きっぱやった。


置いとく訳にも行かないので、ゆきちゃんに言ってから、下駄箱へ向かった。


またしても雨に濡れながら。

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ゆあ - これからも頑張ってください。とても面白くて、更新楽しみにしています。 (2020年9月27日 11時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あかり | 作成日時:2020年3月19日 13時

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