27話 ページ30
そしてインターハイ当日。
既に下見はバッチリだ。
さて、私達は今、絶賛バスの中なわけなんですが。
まぁ、隣は荷物さんなんですけどね。
しっかぁーし!な、な、なんと後ろに悠人君がいるわけですよ!
ちょっとあの夢みる乙女(ゆきちゃん談)のお面つけて寝てるんですけどぉ〜!
そんなことを思いながらも顔は真顔で写真を撮る。
まぁ一眼レフでね、えへっ。
元々選手達の勇姿を撮りたかったから持ってきたんだけど。…え、ほんとだよ!
隣のゆきちゃんからは結構引いた目で見られてるけど。
良いんだよ!バレなければ!
それに、ゆきちゃん以外は皆寝てるしね。
『ゆきちゃんも寝た方がいいんじゃない?』
「お前を見張っとかないと何しでかすか分かんねぇだろ。怖ぇだろ。」
『ちょっとゆきちゃん!私の事なんだと思ってんだよ!分かった分かった、私も寝るから。ほら、これで良いでしょ!』
「はいはい分かったから。」
そう言い、私が寝たふりをするとゆきちゃんはすぐに寝てしまった。
なんだ、ほら疲れてんじゃん。なんて思いながらもゆきちゃんの写真も撮っておく。
悠人君を撮るのはもちろんだけど、やっぱり思い出だなぁって。
まぁ今のうちに寝て、インターハイではバリバリ頑張って貰わないとだしこのぐらいにしとくか。
あぁ、楽しみだなぁ。
82人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆあ - これからも頑張ってください。とても面白くて、更新楽しみにしています。 (2020年9月27日 11時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかり | 作成日時:2020年3月19日 13時