【弱虫ペダル】答えは…？ (ページ26)

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23話ページ26

それから、時は経ちインターハイも近づいて来ていた。

そのせいか部活の空気は日に日にピリピリしてきている。

メンバーは既に決まり、雰囲気も悪くない。

今年こそは負ける気がしない。

なんて、考えながらも今は授業中なんだけどね。

はぁ…それにしても暑い。

これからもっと暑くなるんだと思うとまじでしんどい。

あ、冷却タオルとか買ってみよっかな。

熱中症対策もしないとだし…

練習メニューも塔一郎とユキちゃんと相談した方が良いよね。

体調不良で倒れられたりでもしたらかなわんし。

私が部活のことを考えている間にもチャイムがなる。

そういや、今日取材入ってたな。真波君、ちゃんと連れてこんと。

思い立ったが吉日。

「ユキちゃん。真波君んとこ行ってくる。いつもん所やからちゃんと行ってや。」

「おう、よろしく。」

これだけで伝わるのは結構凄いと自分でも思ってる。

私は先生の終礼が終わると荷物を持ちダッシュで逃げられる前に真波君のクラスへ行く。

「あ、委員長さん！真波君は！」

「あ、マネージャーさん！あいつまた逃げられちゃって！」

委員長さんとは真波君関係で結構仲良くなった。

お互い名前で呼び合う日は来るのか分からないが…

とそれより早く探さんと。

どうしよう。また坂が呼んでるとか言って既に登ってたら私じゃ追いつけない。

でも、流石にいい加減連れてこないと……

しょうがない、裏技を使うか。