妖怪スペシャルパワーvs妖怪探偵団 (ページ27)

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ﾗﾝﾄ｢はっ！これは……｣

あの冷静沈着の会長が取り乱している。

ま、それもそうか……

すると、ほんの少しポーカーフェイスを取り戻してエルゼメキアに聞く。

ﾗﾝﾄ｢何をした！｣

すると、笑顔で答えるエルゼメキア。

ｴﾙｾﾞﾒｷｱ｢過去に私達の仲間が、あなたを殺し忘れたみたいだから、そこに仲間を送り込んで、ちゃんと殺して貰おっかなー。みたいな感じ？｣

と、ルンルンと言う。

こっわぁ。

そんなことできるんだ……

ﾗﾝﾄ｢馬鹿な！そんなことが出来るはずがない！｣

え゛。こいt((会長と同じ考えしてるんだ……

やめよやめよ。

ｴﾙｾﾞﾒｷｱ｢偉大なる王マゼラ様にはそれが出来ちゃうんだなぁー！｣

と、凄く嬉しそうに言う。

すると、杖に抱きつきながら言う。

ｴﾙｾﾞﾒｷｱ｢マジでマゼラ様に感謝っ♡あと、サツキをこっちの仲間にも出来ちゃうんだなぁー！やろうと思えば！でも、エルゼもマゼラ様も優しいから、それはラント君を抹殺した後でいっかなー！｣

……………………ねぇ。ちょっとやめて。私よ誘拐して何が残るのよっ！

ﾗﾝﾄ｢マゼラ……だと？！｣

会長が怯えたように言う。

ま、それもそうだよね……。私にできることってないのかな……

ﾗﾝﾄ｢異星人には、そこまでの力があると言うのか！！！｣

と、必死で叫ぶ。

あれ？会長って今手足が透明なんだよね？

今の間って過去に行った宇宙人は何してるんだろ。

宴会？雑談？

ｴﾙｾﾞﾒｷｱ｢え？マゼラ様は異星人じゃないよ？｣

と、キョトンとしながら言う。

エルゼメキアっ！！！くそ……可愛い……

ﾅﾂﾒ｢おいっ！今思うことじゃないっ！｣

ナツメにどこからともなく出てきたハリセンで叩かれた。

ねぇ。ハリセンも今やることじゃない……

ﾗﾝﾄ｢じゃあなんなんだ！｣

……さっきも言ったけど、それを教えたらその人、敵じゃないよ……

ｴﾙｾﾞﾒｷｱ｢うーん。教えて上げないない♡｣

すると、会長の透明化が進む。

こんなに軽口叩いてるけど、助けたい……

※7年前は都合上省略

ﾗﾝﾄ｢うわぁぁぁぁぁぁぁぁ。｣

と、苦しそうな呻き声を上げて倒れる。

辛うじて立つってことも出来ないのか……

『助けなきゃ』

ボソッとつぶやく。

けど、会長には聞こえてしまったらしい。

ﾗﾝﾄ｢お前に助けられるなんて、末期だな……｣

そう言うとまた、顔をゆがめる