妖怪スペシャルパワーvs妖怪探偵団 (ページ22)

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ﾌﾌﾞｷ｢あ！花崎ちゃん！｣

ちょっと街(という名の学園)をブラブラしていたら、姫川さんに呼ばれた。

やっほ！偶然だね！

と、言いながらちょっと小走りでやってくる姫川さんは本当に偶然みたい。

やっぱり、プロじゃないと出せない心からの表情ってあるよね

ﾌﾌﾞｷ｢私はもぐもぐバーガー行ってきたんだけど花崎ちゃんは？どうしたの？｣

腕にあるビニール袋をちょっと見てから、立ち止まっている私にちょっと屈んで、上から目線で言う。

アヤメ並に可愛いなおい。

『私はちょっと道に落ちてるキラキラを回収しながら、ちょっと歩いてたの！ほら、寮から地味に近いし！』

キラキラって言うのは、ゲームで落ちてる青い星みたいなやつ。

結構便利なんだよね！

ﾌﾌﾞｷ｢あ！この後一緒に遊ばない？ジンペイ君が勝手に敵対してるだけで、私は仲良くなりたいって思ってるから！｣

おぉ。なんかフレンドリー感もあって、ナツメとアヤメを足して2で割った感じ……

『いいけど、なんで花崎ちゃんなの？そんなので呼ばれたことないのに……』

とまで言って自分がブーメランを出しているのを思い出した。

そして、頭をかきながら言う。

『い、いいんじゃない。姫川さん、もう、友達だし！』

って！改めて言うと恥ずかしっ！

はぁ？むりとか言われたら立ち直れないよ(フラグ)

ﾌﾌﾞｷ｢じゃあ、姫川さんってやめて！フブキって呼んで！｣

グイグイ言う。

『うん！よろしくねフブキ！』

うわぁ！

転生してから女の子の友達出来たの初めてだ！

ちょっと照れくさいな

そして、私の手を取って言う。

ﾌﾌﾞｷ｢じゃ、着いてきて！｣

有無を言わせないフブキ。

でも、いっか。って着いて行っちゃうくらいにはフブキと友達だと思ってるんだ……

そして着いたのは

『ゆ？……銭湯…？』

だだーんと、ゆとひらがなで書かれた暖簾がぶら下がっている建物。

お湯独特の、なんか……あの……あれ……そ！あんな感じの匂いもする

ﾌﾌﾞｷ｢1回女子友と一緒にお風呂屋さん行くの夢だったの！ほら！A。行くわよ！｣

私の奢り！

と言いながら引っ張る。

ね。ちょっ！着替えくらいは……

『ふー。さっぱりした！』

結局、入ってしまった。

お互い、肩にタオルをかけたまま出る。

フブキが事前に色々持っていたみたい。

もう、何でも出てくるドラえも○だと思ったのは墓場まで持って行こう。