伍 ページ10
童磨side
俺のところに無惨様の妻の名前様がやって来た。俺の前の黒死牟殿にどんな感じであったか聞いてみたら、
黒「あの方に嘘をつくことはできない。」
と、よく分からないことを言っていた。名前様に特別な力はないと聞いた。なのに、あの黒死牟殿があんなことを言うなんて彼女はどんな人物なのか探ってみたくなった。
貴「童磨はここで教祖をしているのね?」
童「はい、そうなんです!俺の事、どう思いますか!?」
貴「凄いと思うわ!私にはできないことだもの。」
童「名前様に言われると照れるなぁ〜!」
貴「童磨はどうして教祖をしているのかしら?」
童「それは、人が喜んでいる顔を見るのが好きだからですよ!」
貴「あら、嘘はいけないわね。」
童「!嘘じゃなですよ!本当です!!」
貴「そうなの?私には嘘に聞こえたわ。」
童「どうしてですか…?」
貴「童磨、あなたは人間が大嫌いでしょう?」
童「!!」
貴「フフ、当たりね。」
童「なぜ、分かったのです?」
貴「簡単よ、私に向けているその目。疑いと探りの目だわ。こんな女を無惨様が妻にするはずがない。なぜ無惨様の妻になったのだ。そう思っているわよね?それに誰にも自分の素顔を見せられないんじゃない?」
童「っ、当たりです…。」
貴「あら、そんなに怯えた目をしなくても、取って食ったりしないわよ。ただ、私はあなたの本当の姿を見たいだけ。見せて欲しいが正しいかしら。」
童「あなたはなんで俺たちと仲良くなりたいと思ったんですか?」
貴「うーん、私を家族だと思って欲しいから…かしらね。でも、こんな単純な答えじゃ童磨は納得いかないかしら?」
童「いえ、そんなことを言われたのは初めてだったのでびっくりしました!でも嬉しいです、家族って言ってくれて。」
貴「良かった。ならこれからも私の前だけでいいから素顔のあなたを見せてくれないかしら。童磨、私のことあなたの家族として認めてくれる?」
童「はい!!」
貴「これは黒死牟にも言ったことなのだけれど、私の事、母上って呼んでくれてもいいのよ?」
童「呼びます、いくらでも!母上!!」
貴「ありがとう。良かったわ、あなたが心を開いてくれて。」
童「母上は優しいですね!こんな俺たちに優しくしてくれるなんて!」
貴「誰にでも優しいわけじゃないわ。あなたと同じで人間は大嫌いよ。だから、優しくなんてしない。」ニコッ
282人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Rin♪(プロフ) - 嬉しいです!ご期待に添えるように頑張ります! (2021年10月2日 14時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしています✨ (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしてます! (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin♪(プロフ) - こんなに喜んでいただけるのなら、もっと早く書いていればよかったです笑 (2021年10月1日 21時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rin♪ | 作成日時:2021年9月28日 22時