拾陸 ページ28
sideなし
これは那田蜘蛛山での鬼側の出来事…。
貴「この辺に累がいると聞いたのだけれど…居ないわね…。」
累「?母様…!?」
貴「累!良かったわ、会うことが出来て。」
累「どうされたんです?ここに来るなんて…。」
貴「最近累が全然顔を見せてくれないのだもの。だから私から来てしまったわ。」
累「それはすみません。最近は鬼狩りがこの辺りをウロウロしていたので、手が離せなくて…。」
貴「そうだったのね、それは仕方ないわ。でも、元気そうでなによりだわ。」
累「母様もお変わりありませんね。ですが、今日は特に鬼狩りがうろついていますので早めにお帰りになった方が良いです。」
貴「じゃあ累も一緒に無限城に行きましょう。」
累「それはできません。」
貴「どうして?」
累「いくら母様が強いからと言って母様が傷をつけられたりなどすれば、あの方が大層お怒りになるに違いありません。それに…僕も母様には安全なところにいて欲しいんだ。」
貴「累にそこまで言われては、1人で帰るしかありませんね。でも、累も気を付けるのですよ。油断してはいけませんからね。」
累「はい、またお会い出来るのを楽しみにしています。」
貴「また、必ず。」タッタッタッ
この親子の約束は果たされなかったが、累は最後に母からの愛を受けて死ぬ事ができて、心から幸せだっただろう。
貴「ああ、累。どうして逝ってしまったの…?…私の可愛い子を殺すだなんて、鬼狩り達はいい度胸してるのね。絶対許さないわ。」
累の気持ちとは裏腹に、母は静かに闘志を燃やしていた…。
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Rin♪(プロフ) - 嬉しいです!ご期待に添えるように頑張ります! (2021年10月2日 14時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしています✨ (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしてます! (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin♪(プロフ) - こんなに喜んでいただけるのなら、もっと早く書いていればよかったです笑 (2021年10月1日 21時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin♪ | 作成日時:2021年9月28日 22時