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名前side

私は小山内名前。ごく普通の家に生まれた、大正時代の女である。でも、私と同じ年の女の子達よりも少し劣っていることがある。それは、容姿だ。
私には4つ下の妹がいるのだけれど、彼女は可愛い。彼女が生まれるまで私は人並みに可愛がられていた。だが、妹が生まれてからだんだんと愛されなくなっていくのを感じていた。それでもこれまで生きてこれたのは愛がなくともこの家に住まわせてくれていたからだった…。

父「名前、お前は九条家に嫁ぐんだ。」

貴「え…?どうしてですか?そこにはあの子が嫁ぐことになっていたのでは…??」

母「あの子がね、嫁ぐのは嫌だって言うのよ。だから、あなたに行って欲しいの。」

父「お前はうちに思い入れなんてないだろう。こんなことは言うつもりはなかったが、うちにはあの子がいればいいんだ。」

父からこの言葉を聞いた時、私は思った。ああ、この人達は私のことなど必要としていないのだと。
だから私は決意した。この世での人生を終わらせて、来世に掛けてみようと…。
来世では愛される人になりたいな。私は夜に家を抜け出して街では危険とされている殺し沼に来ていた。この沼に行ったものは二度と帰ってこなかったという噂があり、この中に入れば私は死ねる。でもなかなか覚悟が決められず、月を眺めていた時だった。

?「ここで何をしている。死にたいのか。」

バッ

?「お前、ここがどこだか分かっているのか?」

暗闇から出てきたのは、私よりも身長の高い赤い目をしていた男の人が立っていた。

貴「どこって…殺し沼ですよね…?ところでどなたですか?」

?「人に聞く前に自分から名乗ったらどうだ?」

貴「あっ私は小山内名前と申します。」

無「ふん、私は鬼舞辻無惨と言う。誰にもばらすんじゃないぞ。話せばお前を殺すからな。」

貴「あ…それは大丈夫です。私はもうすぐ死ぬので。」

無「何を言っている?」

貴「…私、今日死ぬためにこの沼に来たんです。」

無「死ぬため…だと?」

貴「はい、初対面の鬼舞辻さんにこんな事言うのは気が引けるんですが、私、家族に愛されてなかったんです。しかもそれに気づいたのが私を嫁に出すと聞かされた時なんです。私って馬鹿ですよね…。でもいいんです。今日死んで生き返って愛してもらえる子になろうかななんて思ってるんです。」

無「なぜお前は愛されたいのだ。」

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Rin♪(プロフ) - 嬉しいです!ご期待に添えるように頑張ります! (2021年10月2日 14時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしています✨ (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは!無惨様の愛され系がなかなか無くて見た瞬間キターっ!てなりました!どんどん甘々キュンキュンでお願いします!楽しみにしてます! (2021年10月2日 12時) (レス) @page2 id: dcd3ffce5a (このIDを非表示/違反報告)
Rin♪(プロフ) - こんなに喜んでいただけるのなら、もっと早く書いていればよかったです笑 (2021年10月1日 21時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年10月1日 21時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rin♪ | 作成日時:2021年9月28日 22時

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