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由紀『ええ、隣にいるけど。てか、どうしたの新ちゃん。泣いてたの?』
コ「……ちょっとな。スピーカーにして父さんも聞こえるようにしてくれ。それより、大事な話があるんだ。」
由紀『うん、分かったけど…。どうしたのよ、急に改まって。ねえ、優作。新ちゃんが変よ?』
優『あぁ、そうだな。変だぞ?新一。』
コ「変でもなんでもいい。今は俺のことを聞いて欲しいわけじゃないんだ。」
2人『??』
コ「実はな……っ。」ポロッ
先程止まったはずの涙がまた、溢れてきた。
由紀『ちょっと本当に大丈夫なの!?』
優『由紀子、落ち着け。新一、ゆっくりでいいから話してくれ。』
コ「っ、あぁ。実は、姉貴が…姉貴が……死んだんだ。」
2人『………は?』
由紀『ちょ、ちょっと何言ってるのよ!?新ちゃん!!こんな時にタチの悪い冗談は辞めてよ!!』
優『由紀子。新一がこの状態で冗談を言ってると思うか?』
由紀『だ、だってあの子は、名前は強い子なのよ!?私達より先に死ぬなんてありえない!ありえないのよ!!』
優『そうだな。あの子は強い。だが、新一がこれだけ取り乱している。ということは…そういうことなんだろう。』
由紀『っ〜〜〜!!どうして!!どうしてなのよ!?なぜあの子が死ななければならなかったの!!泣』
由紀子は泣き崩れた…。
優『由紀子。僕が新一から話を聞いて後で報告するから、一旦君は自室に戻っていなさい。』
由紀 グスッ『……そうするわ。』パタンッ
優『新一、辛いことを言わせてすまない。』
コ「良いんだ。二人は日本を離れているんだし、仕方ないことだろ。」
優『あぁ。由紀子もかなり動揺してるみたいだ。自分を責めてないといいんだが…。』
コ「母さんがあんなに取り乱すのは珍しいよな。」
優『無理もない。この僕だって今かなり動揺している。』
コ「そうなのか。(そんな風には感じねぇが。)」
優『当たり前だろう。娘が突然死んだという知らせを聞いて動揺しない親がどこにいるんだ?』
コ「姉貴は父さんのこと嫌ってたからな。父さんも姉貴に近づいてなかったようだし。」
優『確かに僕は名前に嫌われていたが、なんだかんだ言って、気にかけてくれていたよ。』
コ「そうだったんだな。初めて聞いたぜ。」
優『……いつかはこうなるかもしれないと思っていた。あんなに危ない場所で日本のために警察として名前は闘っていたからな。現実になって欲しくないと思っていたんだが…。』
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Rin♪(プロフ) - ありがとうございます😭😭ご期待に添えるよう、頑張らせていただきます(ง •̀ω•́)ง✧ (2023年1月14日 23時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
kim miw(プロフ) - Rinさんの小説好きなので頑張ってください応援しています。 (2023年1月14日 22時) (レス) @page48 id: 59e0daaca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin♪ | 作成日時:2022年6月20日 23時