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新「なぁ。」
貴「何?」
新「姉貴は今日蘭がここに来ること分かってたのか?」
貴「まぁね。勘だけど。蘭はそれほど新一の事を心配してるってこと。愛されてるじゃない。」
新「からかうなよ。やっぱり姉貴は父さん似だな。」
貴「は?」
新「(あ、やべ。)」
貴「新一、私があの人に似てるって言われるのこの世で一番嫌ってること、知ってるわよね?」
新「はい、すみません…。」
貴「今からでもコナン君が新一だってこと蘭に言ってこようかしら。」
新「それだけは本当に勘弁してください…!!」
貴「冗談よ。私が蘭をあえて危険な目に合わせるわけが無いでしょ?」
新「タチの悪い冗談は辞めてくれよ…。心臓に悪ぃ。」
〜灰原哀編〜
またまたある日の夜…。
貴「(今日は新一がコナンになってうちに来た時と同じ感じがするわね…。何も起きなければいいけど。)」
ピンポーン
貴「はーい。」
ガチャッ
貴「あら?」
?「…私の事わかる?」
貴「志保ちゃん…?」
そこには、小さくなった宮野志保の姿が。
志「そう、志保よ。」
貴「とりあえず、中に入って。」
パタンッ
志「もしかしたら、私の事分からないかもって思ったんだけど、頼れるのがあなたしかいなかったの。」
貴「覚えてるに決まってるわ。志保ちゃんが小さい頃から明美とは仲が良かったもの。それで?これはどういうこと?」
志「…実は、」
志保もまた、小さくなってしまった経緯を話した。
貴「そう、でも殺されなくて良かったわ。もう大事な人を死なせたくないの。」
志「私が、大事な人…?」
貴「ええ、もちろん。明美が大事にしていた大切な妹だもの。私が守りきれなかったら、明美に合わせる顔がないわ。」
志「そう…。」
貴「…これからどうするのか決まってないのよね?」
志「ええ、とりあえず奴らに見つからないようにしなきゃ。」
貴「そうだ、いい場所を紹介するわ。」
名前はそう言って阿笠博士の所へ向かい、志保を頼むとお願いしに行ったところ、博士は快く受け入れてくれ、志保もその場所が気に入ったようだった。
貴「志保ちゃん、いつでも連絡してきていいからね。」
志「ええ、分かったわ。」
貴「私は貴方のこと、家族でもあると思ってるから。」
志「!」
貴「じゃあね。」
志「(変わった人。私なんかを家族だ、なんて。でも、お姉ちゃんが彼女を好きだった理由、何となく分かるかもしれない。)」
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Rin♪(プロフ) - ありがとうございます😭😭ご期待に添えるよう、頑張らせていただきます(ง •̀ω•́)ง✧ (2023年1月14日 23時) (レス) id: a9945681d4 (このIDを非表示/違反報告)
kim miw(プロフ) - Rinさんの小説好きなので頑張ってください応援しています。 (2023年1月14日 22時) (レス) @page48 id: 59e0daaca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin♪ | 作成日時:2022年6月20日 23時