新・信長公記 (ページ5)

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教室にて

「旗印戦って一体なんなんでしょう」

とみやびがつぶやくと秀吉が前の席に座った

すると武田信玄が教室に入ってきて席に座った

「武田、」
と井伊直政が睨みつけて言った

「武田ぁ、お前、上杉とサシで勝負して勝てなかったらしいじゃねぇか」

「川中島の戦いですね！！」

とみやびが勢いよく立つので秀吉が急いですわらせた

「あん時は警察が来てケリつけてられなかったんだ」

「続けていればこちらが勝ったんだ」

「じゃあその続きをここでやるか」

「僕は一向に構わんが」

それに対して

「おぉーいいねぇ」

と徳川四天王達は言った

「て言うかさっきから気持ちよさそうに喋ってるお前…名前なんての？」

クラスで笑いが起こった

それはAも例外ではなかった

『ぶっwあはははははw』

『やっぱり面白いなぁw』

「テメェ舐めてんの？」

井伊が武田に対して言った

「舐めねぇよそんな汚ぇ面を」

武田が机を払い落とした

そこへ教師と思われる人物が来た

「おい、お前ら何してんだよ」

「下がれオラ、さがれぇ」

手で払い除けるようにして2人の中に入った

2人は渋々席に着いた

「席につけぇ」

「お前らの担任の肉山だ」

「今川義元」

「はい」

「上杉謙信」

「はい」

そこから点呼が続いていった

「それにしてもクラス全員が名のある武将お名前、こんな偶然あるのでしょうか」

ちらっと信長の方を見た

「どれだけ干し柿お好きなんですか」

といった

その頃Aseed

点呼かぁめんどくさいなぁ

まぁ適当でいっか

「服部A」

『はーい』

「返事を伸ばすな！」

案の定怒られたし

ガリッ

あーやっぱ棒付き飴って美味しいな

でもすぐ無くなるんだよね

この飴も無くなったし別のやつ食べよーっと

『あ』

うーわやらかした飴のストックが無くなってる…

最悪だ、また買いに行かないと

とりあえず今日は我慢するかぁ

Aseed終わり

「先程まで元気だった服部君が急に元気が無くなった？」

そのみやびの視線の先にはズーンと効果音のつくほど沈んでいるAがいた

「あの、どうかなさいました？」

『あぁ、もうダメだ僕は生きていけない…』

「大丈夫でございましょか！？」

『僕の愛しの棒付き飴ちゃーん帰っておいで』

『ってあの時の！怪我なさそうでよかったぁ』

「あの時はありがとうございました！」

『あぁ、僕は服部Aよろしくね』

「私は日下部みやびと申します、よろしくお願いします」

続く