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じゅーにぃ。 ページ12

次の朝、いつも通りに起きて支度をして女中の人にご飯? を頂いて稽古場へ向かう。
たとえ観戦してるだけでももし……もしもの事があれば……。
そう思うと木刀を握る手に力が入った。
まもらないと……まも……らないと。

しばらくして誰かが私に声を掛けていたことに気がついた。
「おーーい、聞こえてる?」
「はい、何でしょうか?」
「おっ、やっと気付いた……大丈夫? 虚ろな目をしてたけど……あっ、そうそう。はい、これ。それと、そろそろ出発だから準備してね。」
そう言われながら渡されたのは刀。
とてつもなく派手という訳でもとてつもなく地味と言う訳でもない綺麗な黒色と白色の刀。
だけれどこんな高価なもの受け取るわけにはいかない。返す、と伝えようとしたけれどそう言おうと思った時にはもう豊臣は居なかった。


戦場は何もかもが懐かしかった。
血の匂い、刀が交わる音、肉を切り裂く音。
すべてが懐かしかった。
そんな感傷にひたっていると本軍が敵に囲まれた。
豊臣と桜さん、私で逃げたが結構奥へ来たので少し合流が遅くなるかも知れない、そう思いながら隠れていると桜さんが怪我していることに気がついた。
「っ、桜様申し訳ありません、私がッ不甲斐ないばっかりに桜様に傷をつけてしまって……」
「いいから、頭を上げて?!」
その後豊臣が桜さんの血を吸いやがったから一発ぶん殴ったけれどその後覚醒とやらをしたみたいで敵を薙ぎ払っていた。
……わたしも敵を……と思ったけれど桜さんから離れてまた怪我を追わせてしまったら……と思うとそんなことできなかった。

じゅーさーん。→←じゅーいち。



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紅華(プロフ) - 終わってほしくなかったです。できれば続きを書いてください (2018年8月14日 19時) (レス) id: 92763e33e2 (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - すごく面白いです!!なんかもう続きがきになってしょうがないんですけど!!こんな作品かける人がいたんですか!?って感じですっ!これからも頑張ってください!!応援してます (2018年5月28日 22時) (レス) id: 8aea4f5179 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:若葉 | 作成日時:2017年11月13日 22時

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