出来事 ページ42
太郎太刀side
主の体調が治り
ようやく調子が戻ってきた頃
三日月殿から招集がかかりました
A)太郎…私…なんか嫌な予感が
太郎)奇遇ですね…私もしています
A)じゃあ行きましょう
そして襖を開けると
そこには見習いが主の場所に座り
主を取り囲むように座る
刀剣たちも
A)三日月…何のようかしら
三日月)主よ…俺達は早く要件を済ませたい
だから簡潔に言うここから出ていけ
A)またそれはなぜ？
それに私の刀飾達はどこ？
和泉守)はっ!とぼけんなよ
お前が自分で殺したんだろ？
太郎)え？主は……
A)私はしていないわ
主……
A)第1、私は子を失うことが
この世で一番辛いことを知ってる
なのになぜ私が殺さなきゃいけないの
三日月)そうか…これを見てもか？
そう言って三日月殿が出したものは
主が探していたものだった
それは美しかった蝶の形を
ぐちゃぐちゃに切り刻まれ
かつての美しい形は
原型は見る影もなくしていた
それを見た主
A)え？……しん…げつ
うそ……うそよ…ちょっと待ってよ
なんで…なんで!!
太郎)主っ!!そんなに
髪をかくと血が出てしまいます!!
A)いや…いやっ
いやぁぁぁぁあああああ!!
主はその長い髪を
爪を立てながら力いっぱい
かきむしり…涙をボロボロ
零しながら叫んだ
石切丸)主っ!!落ち着いて!!
太郎殿！袋と水を!!
太郎)はいっ！
もう主は正気を失っている
神月だった飾りを胸に抱き
嗚咽で何言ってるかもわからない
三日月)演技はもう良い
早く出ていけこの本丸からな
石切丸)三日月!!主はやってない!
なぜ君は分からないんだ！
私達は人間のせいで苦しめられた
でもそんな私達を受け入れ
愛してくれた主になぜｯ
なぜこんなこと後出来るんだい！？
いつも冷静な石切丸殿も
感情を露わにして
刀に手を置いた
三日月)我が子をこんな姿にされ
あまつさえ我らのことを嫌ってる
そんな奴についていけるほど
俺はできてはいない
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ココロ(プロフ) - 澪琉樺さん» ありがとうございます!!もちろんそのつもりで居ります!更新不定期ですが何とぞ宜しくお願いします!! (2018年6月29日 5時) (
レス) id: c0fcf61610 (このIDを非表示/違反報告)
澪琉樺(プロフ) - 主人公と子供達、そして彼女に付いて行った刀剣達は絶対に幸せになって欲しいです。ただし見習いと裏切った刀剣達には相応の制裁を与えてやってください！更新楽しみにしています (2018年6月28日 23時) (レス) id: 4791dfc94f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠 | 作者ホームページ：http://アイスクリーム102030
作成日時：2018年5月23日 12時
