上等だこの野郎【刀剣乱舞】

料理 ページ11

ＮＯside

A)ん？なんだ？

Aが目をやる先は
片目に眼帯をつけて
畑で実ってる作物を見ながら
何かを悩んでる男だった

A)ねぇあなた？何を
なさってるの？

？？？)え？あっ!!
ごめんね、ここの作物を少し
分けて欲しいなって

A)あぁそんなこと……
どうぞ好きなだけ持ってってw
4人じゃとてもじゃないけど
多すぎるから

？？？)ありがとぅ……僕は

A)燭台切光忠…でしょ？

燭台切)あ、うんそうだよ

A)野菜ばっかじゃなくて
お肉ももらってくれる？

燭台切)いいのかい？

A)もちろん、あ
そうそう明日は雨降りそうだから
干すのはお昼すぎにしたほうが
いいわよ？

燭台切)ほんとに！？

A)えぇ、それとね……

そして2人は意気投合して
井戸端会議を開いていた

A)それでねぇ薬研が
ってこれは？

燭台切)あっ……これは

A)その様子からして
大倶利伽羅ね

燭台切)そうだよ……過度な出陣で
折れちゃったんだ

A)それかしてくれる？

燭台切)いいけど

そしてAは
柄を受け取って話しかけた

A)あなたは強い子ね
折れてもずっと彼らを守ってるのね
他にも折れてしまった子が居るのね
そう……大丈夫よだから
戻ってきなさい？彼らがずっと
あなたを守ってこうして持ってる
今度はあなたが戻ってくる番よ
いい子ね…おいで大倶利伽羅

次の瞬間、桜吹雪が
彼女を包むようにブワッと
広がる

燭台切が目を疑った
桜が引いた頃そこに居たのは
微笑みながら
あたまを撫でて

それを黙って受け入れてる
会いたくて会いたくてしょうがなかった
大倶利伽羅がいた

A)おかえりなさい
大倶利伽羅、燭台切光忠

大倶)ただいま

燭台切)た……ただいまっ主!!
ありがとぅありがとうｯ!!

燭台切は大粒の涙を
流してる抱きつく
大倶利伽羅は静かに頬に
涙を泣かして顔を背ける

A)いいかい？
私はこの本丸の主だ
主になったからには
存分に甘えなさい辛かったら
ちゃんと話なさい私は
主の前に母親なんだから

そう言いながら2人を
抱きしめる彼女は
天女のような聖母を
思わせる

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