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Keito
避けられている理由が聞きたくて、彼女のバイトが終わるまでカフェの前でまっていた。
カフェから出てきた彼女は、俺を見るなり逃げるようにその場を去ろうとした。
圭｢まってよ！｣
腕を掴んで引き止めると、彼女は止まってくれた。
圭｢何で俺のこと避けるの？前はあんなに話してくれたのに｣
｢別に…避けてないけど｣
圭｢避けてるじゃん｣
｢…っ別にいいでしょ。店員と客なんだから話さなくたって｣
圭｢だって前は話してくれたじゃん。急に避けるとか…意味わかんない｣
｢岡本くんの方が意味わかんないよ！何なの？さっきから…｣
圭｢好きなんだよっ！Aちゃんのことが…好きなんだ｣
目を大きく見開いた彼女は、俺に掴まれていた手を振りほどいた。
｢ばかじゃないの？！自分の立場考えなよ！｣
離された手は、すごく冷たく感じた。
もうカフェに入るなんてことはしなかったけど、どうしても諦められなかった。
だから俺は、また彼女に伝えに言った。
｢…何しにきたの｣
圭｢好きです｣
｢…は？｣
圭｢Aちゃんのことが好きです。俺、本気で…｣
｢ねぇ、岡本くんジャニーズなんだよね？｣
圭｢うん…でもっ…｣
｢アイドルとなんて付き合えるわけないでしょ。そんなの伝えられても困る｣
冷たい声で言われたその言葉は、俺の胸に深く突き刺さった。まるで、氷の刃のように。
アイドルだから…付き合えない…。
そんなこと言われても、仕事を捨てるわけにはいかない。…彼女を諦めることもできない。
アイドルだけど、君を愛してるんだって。
伝えたくて、もう1度彼女に会いに行った。
圭｢あの…Aちゃん…｣
｢いい加減にしてよっ！付き合えないって何回も言ってるよね？ストーカーなの？！｣
元々弱い俺のメンタルはズタボロだった。
こんなに本気で好きになった人は初めてだったのに。
1人、カフェの前で涙を流した10月の終わり頃だった。
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ﾎﾜﾁｮｺ王子(プロフ) - ずっと読ませて頂いてました！面白い作品をありがとうございました！ (2017年11月23日 10時) (
レス) id: c1a271ea58 (このIDを非表示/違反報告)
日波 輪廻(プロフ) - 祝･完結!!私は1の初話から読ませていただいてたので少し感慨深いです(笑)新作も楽しみにしております♪ (2017年11月20日 3時) (レス) id: 53c401d74f (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - 葉月さん» なんとか、本日完結させました！ (2017年11月16日 22時) (レス) id: dc2f2337d3 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - ゆうママさん» ありがとうございます！ (2017年11月16日 22時) (レス) id: dc2f2337d3 (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - 日波 輪廻さん» ゆとやま完結させました！w (2017年11月16日 22時) (レス) id: dc2f2337d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか | 作成日時：2017年8月17日 0時
