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Ryosuke
涼「俺…っ手越くんのことずっと好きだった…っ」
遂に打ち明けた、自分の最大の秘密。
引かれるのが怖くて、親友の大ちゃんにも言えなかったこと。
大ちゃんの顔を見るのも怖くて、ぎゅっと目を瞑って、出した声は消えそうなくらい小さい声だった。
すると、大ちゃんが優しい声で言った。
大「気付いてたよ。山田が手越くんのこと好きなことくらい」
涼「い、いつから…?」
大「山田と手越くんが知り合いだった理由を知った時かな。ずっと気になってたんだ。高2の冬に、いきなり山田がこの大学行きたいって言った理由が。…でも2人の話聞いて納得した。山田は手越くんを追いかけて入ったんだなって」
涼「引かないのかよ…」
大「え?」
涼「引かないのかよ…。男に本気で恋してて…しかも追いかけて同じ大学入るなんてストーカーみたいなことしてさ…ほんとオレ…気持ち悪すぎる…」
自分で言ってて涙が出そうになった。
大「…俺は嬉しかったけど?」
涼「…は、?」
大「やっと山田も人を好きになったか〜って(笑)…まあ、俺に言ってくれなかったのは寂しかったけどね?」
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作者名:もか | 作成日時:2018年4月24日 22時