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Ryosuke









それ以上、落合さん達の会話を聞く勇気がなかった。









そうだ。その通りだ。落合さん達の言う通り。









男に近寄られて嫌なことは、誰よりも自分が1番分かってるじゃんか。









散々自分に近寄ってくる男達を毛嫌いしてたくせに、自分は手越くんに毎日話しかけて、弁当まで作って…。









忘れてたんだ。手越くんが優しすぎるってこと。









○○大学で1番のチャラ男で、女の子にモテモテで。









俺とは友達になってくれただけで、弁当なんて別に作ってもらう必要なんてない。









あんだけモテて、女の子の扱いに慣れてる手越くんだもん。俺の気持ちなんかすぐに気付いてるはず。









女の子大好きなんだから、男に好きになられて気持ち悪いって思わないわけがない。









だけど、優しすぎるから…。気持ち悪い俺にも、他の子と同じように接してくれて。









…離れよう。これ以上、手越くんに迷惑かけられない。









落合さんたちが言ってるくらいだ。きっと、大学の人達はみんな、手越くんは男に好かれてて、それにも接してる。手越くんは男もいけるんじゃないか…とか言われてる可能性もある。









手越くんの評判を落とすくらいだったら、もう二度と話したくない。…話せない。

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作者名:もか | 作成日時:2018年4月24日 22時

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