Lovin'U (tg × ym)―1 (ページ1)

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Ryosuke

今日も、平凡な1日が始まる。

大｢あっぶねええセーフ！｣

涼｢…全然セーフじゃないんですけど(笑)｣

大｢あ、山田おはよ！1分前だからセーフだよ！｣

涼｢おはよ、大ちゃん。まあ間に合ったからいいけどさ(笑)｣

いつものように、講義が始まる1分前にやってきた大ちゃん。

大ちゃんは、俺の唯一の親友で、頼れる存在。

中学2年生の時、人生で初めて俺を普通の人として扱ってくれた人だ。

｢山田くーん、そろそろ俺らと遊んでよ｣

講義が終わって早々、後ろから声をかけられる。

涼｢え、あ…あの…｣

大｢ダメだよ。山田は今日バイトなんだから｣

そう言った大ちゃんは、素早く荷物を持って席を立った。

大｢山田、次の講義遅れるよ。行こ？｣

涼｢う、うん…！｣

急いで大ちゃんを追いかけると、

｢ちぇーっ。んだよ有岡。山田の彼氏かよ｣

なんて声が聞こえる。

大｢気にすんなよ(笑)｣

やっぱり大ちゃんは、頼れる存在だ。