再開とあの頃と ページ5
「え」
今、誰かに呼ばれたような…
？「Aだよね？」
声を辿ると、
「…始っ！春？！」
廊下側の席には、懐かしい2人。
「えー！久しぶりだね！２人共っ！」
始「あぁ。お前は変わらないな。」
春「ほんとだね。」
ｸｽｯと笑う2人はすごく大人びていて、離れていた時間を感じさせられた。
元々イケメンだったけど、さらにイケメン化してる…。
これは女子も黙っちゃいないなぁ。
…いや、ちょっと待て。
始と春は、私の1つ年上…。
なのに
「何で同クラ？！！」
黒「はいはい、話すなら後でな」
「お、おお」
＿＿数年越しの再開。
それは謎だらけの再開だった。
「どういうことやら…」
ーーーーーーーーーーーーー
「留年？！」
春「そう。中2の頃留学したら、思いのほか楽しくて。それでめでたくAと同じ学年になったんだ」
「流石2人共…。喜んでいいのか悪いのか。」
始「喜んでいい」
「はい、喜びます。」
うん、心底嬉しい。
これからまた一緒にいられるんだ！
恋「で、Aと始さん達の関係は…」
始「あぁ、幼馴染みだ。」
駆「なるほど！」
「てゅか、何でさん付け？」
駆「年上でしょ？始さんも春さんも！あとキャラ的に」
「ぁっ分からなくもない。」
私だったら無理！
始と春にさん付けとか絶対やだ。
始「誰が何だって？」
「ｹﾞｯでてたか」
始「お前は昔から思ったことが口に出るんだよ」
「うそっ、初耳なんだけど！」
春「まぁまぁ、元気でよかったよ。」
なだめるように頭を撫でてくる春。
「うん、」
昔から、春に撫でられるのは嫌いじゃない。
むしろ安心する。
恋「…Aがおとなしい…！？」
駆「そんなっ明日雨が…」
「私がうるさいとでも言いたいようですね」
恋 駆「もちろん」
…こいつらっ、
春「というか、駆と恋は知り合い？」
恋「今日友達になったんです！」
それから今日の出来事を話尽くした。
…朝だけで内容が濃すぎる。
恋「気づかないもんだからつい…ﾌﾞﾊｯ！」
「もー恋！」
始「どんまいだな、」
そう言いながら、始も笑っていた。
外見が変わっても、春も始も、中身は変わっていない。
成長しただけで、あの頃の優しい2人のままだった。
「…よかったー…」
安心して、ﾎｯと息をついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 145人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りな - 応援してる (2022年5月23日 16時) (
レス) @page25 id: 50ac0cd8e0 (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - ニコさん» はい、これからもよろしくです♪♪ (2016年9月6日 23時) (レス) id: 098a0c79ea (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 晴さん» ありがとうございます！ 更新頑張ってください、応援してます！！ (2016年9月6日 22時) (レス) id: a5cd91f72f (このIDを非表示/違反報告)
晴(プロフ) - ニコさん» りょーかいです！ ｶﾞｯｶﾘさせないように頑張ります！ ありがとございます♪ (2016年9月6日 21時) (レス) id: 098a0c79ea (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 晴さん» ありがとうございます！！ 主人公が、膝枕を頼んだら。という話でお願いしたいです。 (2016年9月6日 20時) (レス) id: a5cd91f72f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：晴 | 作成日時：2016年8月27日 18時
