ゼラニウムをキミに (ページ13)

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つかの間の休息ページ13

ある日を境に嫌がらせは、ぱったりとなくなった。

なくなったではなく、いなくなったの方が正しいのかもしれない。

日に日に嫌がらせの限度を越してきて、ついには手も出されるようになった頃、
急な大幅の異動がだされた。

私は今のままで移動することはなかったが、
多くの人、特に嫌がらせをしていたメイクさん達は他へ移動になった。

移動を聞いたとき、自分が感じていた不安を知ることができた。

移動するだけでもちがう。
それがとても安心できた。

新しく入った人は、みんなふんわりとした人で、私も仲良くなることが出来た。

特に、姉御肌のユジンさんや、私をとても慕ってくれるウンビちゃん。

仕事だけで休日に話すひともいない私にとってそれはとても嬉しかった。

今はカムバック期間でみんな寝る間もなく働いている。

とても疲れているはずなのに、それを見せないで、笑顔でいられる彼らはとても凄いとおもった。

ここまで必死になってできることがあって。
ここまで頑張れる理由があって。
なにかに向かっていく努力をする。

そんな彼らが羨ましくて眩しかった。

カムバが終わったらツアーが始まる。

サブマネとしてついて行くわたしも、スケージュールがいっぱいだった。

それがいいのか、悪いのかは分からないけれど
ここ最近は全然姉の見舞いへ行けずにいた。