【占ツク】宇宙の死に際 (ページ6)

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花咲つぼみページ6

学校で友達に昨日のことを話したら、物凄く羨ましがられた。
良いな良いなと言われ続けた私は上機嫌で、家に帰りパソコンで占ツクを開く。
そろそろお母さんからネット禁止令が下るかもしれないが、別に良い。お母さんは私のガラケーがネットに繋がることを知らないのだ、パソコンの方が便利だからパソコンでしてるだけ。
本格的にネットが禁止されてしまえば、アルトレットさんの『私と大人っぽいアイツ』もルリ様の『星色の罪』も読めなくなってしまう。
そんなの耐えられない、考えられない。俗に言うネット依存症、それに私はなりかけていた。

【通知があります】

通知を開いてみれば、『星色の罪』と『私と大人っぽいアイツ』の2作品が更新されていた。
『星色の罪』は今、夢主の秘密が明かされる所な上に『私と大人っぽいアイツ』もライバル悪女が現れて修羅場を迎えている。どちらもありきたりな展開であるにしろ、それでもやはり他の同じ様な小説よりずば抜けて面白い。
通知画面から『私と大人っぽいアイツ』の方に飛ぶ。追加された2話程度の話と、「作者から」。アルトレットさんとはコメント欄で何回か話したことがあるけれど、あの人はとてもユーモアに溢れている人だった。

追加された話では悪女がキャラに決め台詞を言われて遂にキャラを夢主から奪うことを諦めたというような内容だった。
その台詞が、「俺が好きなのは夢主だけだから」というものだ。
もし現実で言ったなら黒歴史確定なのに、このキャラが言うからカッコいい。
そして『作者から』へ。そこには私が大喜びするほどのことが書かれていた。

「こんにちは！アルトレットです！

今回、なんと！あの！宇宙ルリさんの『星色の罪』とコラボさせていただくことになりました！

ルリさんの蒼香ちゃんと、私の汐羅がコラボします！

ルリ、上手く書けなかったらごめんね！

では次回の更新まで、さよなら*^ω^)ﾉ" ♪」

まさかのまさか、アルトレット様と宇宙ルリ様の神作がコラボしたのだ。