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クラス発表って結構緊張する ページ4

いよいよクラス発表の時間になる

『普通に普通のクラスに行きたい』

彼女は平穏をただただ望んでいた

「何組だった!?」
「やったー!!4年連続一緒だね!!」
「3組かぁ...知り合い誰もいないなぁ」

皆が和気藹々としている中...

『6組か...平穏求む』

「私と同じだぁ!!」
「隣に座れるかなぁ?」
「隣に座るのは私よ!」
「私だから!!」

一方、彼女はといえば...

『煩...』

イライラしていた

そんな彼女に話しかける者がいた

?「お疲れ」

『...誰?っスか?』

?「同クラになった国見英」

『あ、ヨロシク』

「イケメンが並んでる...!!」
「あの人もタイプ〜」
「あの人とも隣に座りたぃ...」

彼女は思った。というか言った

『国見も大変だな』

国「お互い様デショ」



たった今、加賀如月に友達が出来た

名前は国見英。顔が良く、おまけに背も高い。

後に彼女は気付くことになる。平穏というものが消え去ったことに...

そんな彼女の目に一人の少女がうつった。

背は女子の平均より下といったところだろうか

後ろの方にいるせいで自分のクラスが見えないように見える

『国見ちょっと悪い、行くわ』

国「じゃ、教室で」

『おう』

そう返事をして彼女は国見と別れた

そして向かった先は...

『大丈夫?』

「へっ!?」

さっき目に入った背の小さい女子のもとだった

彼女は面倒な事は嫌うが困っている人を放っておけない性格なのだ

イケメェンかよ←

『見えなかったら見てこようか?』

「えっで、でも...迷惑じゃないですか?」

背の小さい女子は少し遠慮した。

そりゃそうだ、知らない人、それに加えて現在すべての女子に目を向けられている人物に手を貸してもらうなんて

少女にとっては恐怖でしかなかった。

後々、他の女子に殺されるのではないか?体育館裏に来いとか言われるんじゃないか。

なんて思ってしまう。

だが彼女はお構いなしに

『迷惑じゃないから声かけたんだけど。それで、見てこようか?』

少し圧のかかった彼女の声に逆らうことができず少女は

「お願いします」

と、言った。

彼女の質問にはもはや「いいえ」や「no」なんてない

あるのは「はい」か「yes」だけだ。

それも悪い使い方ではないので断りようがない。

『えと...名前は?』

「あ、えっと柳千草[ヤナギ チグサ]です」

『わかった。ちょっと見てくるね』

柳「ありがとうございます!!」

マジ頼むからこっち見ないでくんねぇかな→←いい年して迷子とか...泣くわ



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カルボナーラ(プロフ) - 俺っ子の女だよ。女だよさん» 大丈夫だろ…うん…俺の母さんもそれくらいあったし!!!← (2020年8月6日 7時) (レス) id: 67b5bd173a (このIDを非表示/違反報告)
俺っ子の女だよ。女だよ - 握力左右36の俺は、、? (2020年8月6日 7時) (レス) id: eb4bf42b53 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ(プロフ) - うごき@こたぬきさん» …ね?っていう…ね?← (2020年2月28日 17時) (レス) id: 41ba00cbdb (このIDを非表示/違反報告)
うごき@こたぬき - 私は小学生…というより3・4歳…幼稚園児の頃ですかね?なんでだ…なんで!僕は幼稚園児に負けているのか!鉄棒とか幼稚園児にもできるんだぞ僕!習い事で鉄棒とか練習して一時期結構出来るようになった!だけどだんだん体力減りできるのも減り最終的には…ね? (2020年2月28日 7時) (レス) id: 3a7b075e71 (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ(プロフ) - うごき@こたぬきさん» あ、俺もや…小学校の頃は良い方だったけど今は…ね? (2020年2月27日 6時) (レス) id: 41ba00cbdb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルボナーラ | 作成日時:2019年10月30日 23時

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