【ハイキュー】別にどうだっていい5【文化祭編】 (ページ13)

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裏庭...

『いただきます...ﾊﾟｸｯ...美味しい』

赤「んん。いふぇるね」

『口ん中無くなってから話そうか』

別に誰も持って行かないよ
焼きそば大もとい特盛は

『これ最早大じゃないよね』

赤「美味いからオッケー」

『食べ物になるとけいちゃん馬鹿になるよね』

赤「そう?」

『うん』

何か馬鹿っていうか子供っぽくなるよね
幼いというかなんというか

『あ、そうだ。私ね、今日のイベントの「俺の主張」ってのに参加するんだ』

赤「え、アレ出るの?」

『うん、アレに出て好きな人に思い伝えて終わる』

赤「終わるって?」

『私の好きな人ねー好きな人がいるらしいんだよ』

赤「??」

『だから、私→好きな人→好きな人...的な?』

赤「あ、そういう事だったんだ」

『だからアレで告白して振られて綺麗サッパリ諦めるつもり』

赤「そうなんだ...」

覚悟くらいは出来てる
どんなに辛く悲しくても我慢して諦める
だってけいちゃんには幸せになって欲しいから

『流石に知らない人ばっかりの前で言うのは恥ずかしいからけいちゃんも聞く人たちの所にいてね』

赤「...いいよ」

『ありがとう...けいちゃんが視界に入ってたら落ち着いて言えると思う...』

赤「そっか...頑張って...」

『うん...!』

まぁけいちゃんがいないと言おうにも言えないし

『アレってそんなに人気なの?参加名簿見たら結構いたけど』

赤「うん、かなり人気。聞きに行かない人がいないくらいだよ」

マジか
全校生徒が私の振られるザマを見るのか
何か恥ずいな

勇気持て私

『全校生徒に振られるとこ見られるのは恥ずいけど頑張る』

赤「それは確かに恥ずいかも...」

『今言わないでよ...』

折角頑張るって決めたのに

赤「ﾊﾊごめんw」

『ﾊｧ...緊張してきた...』

赤「じゃあおまじない」

『おまじない?』

赤「手のひらに人って書いて食べると良いよ」

『あぁ、有名な落ち着き方だね』

赤「まぁ暗示みたいなもんだけど良いんじゃない?」

『そうだね、ありがと』

多少は落ち着けるかな
多少はだけど

『ｽｩ...ﾊｧ...よし』

ちゃんと伝えよう
私がけいちゃんに思ってること全部
全部伝えて終わろう

ｱﾅｳﾝｽ「5分後に校庭にて学校定番イベント俺の主張を開始いたします」

赤「行こうか」

『うん』