【ハイキュー】別にどうだっていい4【反撃編】

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noside

赤「同じ痛みを味わえ」

朱「嫌ｯ来ないで!!!」

赤葦がナイフを振り下ろそうとした時

ﾊﾟｼｯ

赤「!!」

「「「!!!」」」

赤葦の手は何者かによって掴まれた
だが赤葦は朱を傷付けることにしか意識が無く、掴んだ相手の事など見てはいなかった

赤「放せ!!」

赤葦がそう言ったのと同時に赤葦は何かに包まれた

『もうやめて...』

赤「!!...レイ...?」

『私は...もう大丈夫だから...』

朝霧が周りの見えなくなった赤葦の事を抱きしめたのだ

赤「ﾊｯ!!レイ!!傷は、傷は大丈夫なの!?」

朝霧に抱きしめられたことにより
我に返った赤葦

『...あんまり動くなだってさ、っていうかけいちゃん凄い怖い顔してたよ』

ｷﾞｭｳｳｳｳｳ

赤「良かった...もう会えないかと思った...!!」

『!!...ﾊﾊ、勝手に殺さないでよ...それよりけいちゃんの手当てが先だね』

赤「え、あ、うん...い"ｯ!!」

さっきまでは怒りに身を任せていたから痛みなんてほぼ0に近かった
今は我を取り戻し怒りもそれなりに治まった
心が落ち着き痛みなどの感覚も戻ってきた
そのせいでさっき刺された痛みが帰ってきたのだ

『ほらほら、手出して。止血とかもしないとだから動かないでよ。応急手当しか出来ないからね』

赤「ごめん、ありがとう(微笑」

『後で一緒に病院行くからね』

赤「え?一緒?」

『だって私抜け出してきたし』

「「「えええええええ!?!?!?!?」」」

研「抜け出してきちゃったの...?」

『まぁね、まぁそのお陰でけいちゃんの暴走阻止出来たわけなんだけど』

黒「それは確かに助かった」

『幼馴染として友達が誤った道を行ったのなら正さないといけませんしね』

赤「ホントに俺危なかった...レイが来てくれなきゃ今頃俺は...」

『そういうこと考えないの』

赤「ごめん」

国「傷深かったんですよね?それって動くのも大変なんじゃ...」

『うん。めちゃくちゃ痛ェよ?でも痛いって思う前に身体が動いてたんだ』

国「それって...」

『私にはすることがあるからね』

朝霧は何か吹っ切れたようだった
その姿は何処か清々しいようにも見えた

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