【ハイキュー】別にどうだっていい4【反撃編】

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赤葦side

レイが倒れた

全然大丈夫じゃないじゃないか

レイの嘘つき

救急隊員の人達が来て、またレイは運ばれていった

俺も右手の傷が結構深かったので同じ救急車に乗った

同乗者の隊員の1人が

隊員「大丈夫、心臓は動いてるから死なないよ。貧血で倒れたんだよ。時間が経てば目を覚ますさ」

と言った

本当に目を覚ますのか

今度は目を覚まさないんじゃないか

そんな恐怖が俺の頭に次々浮かんでくる

俺のこの右手の怪我もレイのに比べたら全然優しいもんだ

赤「レイ...守ってあげられなくてごめん...」

『け...ちゃ...』

赤「レイ!!!」

とてもか細い声で俺の名前を呼んだ

『いつ...も...みたい...に...わらって....?...その、ほうが...あんし...んする...から...』

とぎれとぎれだけど伝えたい事は分かった

俺は今にも泣きそうだったけど我慢して必死に笑顔を作った

赤「早く治ってよレイ(微笑」

『やっぱり...け..い...ちゃ...んは...え...がおが...きれ、い...だね...』

赤「レイ...!!」

『ごめ、んね...ちょ...とねむ...い、や...お、や...すみ...』

そう言ってレイは目を閉じた

やめて、まだ目を閉じないで

レイはまだそっちに行かないで

目を覚まして

お願いだから俺より先に行かないで

赤「レイ!レイ!!」

隊員「大丈夫だ、眠っているだけだよ。彼女は明日には目を覚ます」

俺の目からは涙がこれでもかという位流れた

レイが眠ってしまったのを聞いて安心しているはずなのに

涙が止まらなかった

隊員の人は何も言わずに背中をさすってくれた

俺はレイが安心できるようにレイの手をｷﾞｭｯと握った

また俺の名前を読んで

また一緒に勉強をしよう

また一緒にお昼を食べよう

また一緒に...

赤「俺ｯ...レイとまた一緒にバレーしたいよｯ」

止まりそうだった涙がまた溢れてきた

その日、俺は念の為1日入院することになった

俺は全力で頼み込んでレイと同じ部屋にして貰うようにした

レイが最初に見るのは俺の方がきっと安心してくれる。そう思った

レイのおばあさんとも約束をした

絶対に一人にはしないと

レイのお父さんとお母さんに誓った守るという約束はかなわなかった

でもこの約束は何が何でも守ってみせる

絶対に一人にはしない

だから早く目を覚まして

おはようって言わせて

ねぇレイ、俺さ、レイが目を覚ますまで待つからさ

その時は、おはようって笑顔で言って欲しいな

俺は眠るレイの腕にｿｯと口づけをした



(腕へのキス＝恋慕)

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