別にどうだっていい【ハイキュー】

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『けいちゃんは悪くないよ、何で謝るの?』

赤「だって...」

『だってじゃないよ、これはけいちゃん関係ない。私の問題。』

赤「何で辞めようと思わないの?」

『1年と2年選手に全力で止められてるのもあるけど私バレー好きだからさ』

バレーは〈もう〉やってない
でも1年のある日に
バレー部の練習試合を見た
カッコ良かった
この人達を支えたいと心から思った
だからマネになった

嫌がらせを受けてても
支えたいと思ったから
耐えて、耐えて、耐え続けて
マネ業を続けてきた
今辞めたら逃げてるような気がして嫌だ

赤「そっか」

『うん、だから辞める気はない』

赤「辛いときは話してね?」

『わかってる』

赤「わかってない。現にさっきも隠してたでしょ」

『そ、それは...』

返す言葉がない
本当の事だから
隠そうとしてた
けいちゃんに何もなければ
それでよかった

赤「きっと俺に何もなければとか思ってるんでしょ?」

『う...』

赤「もう遅いから。俺の幼馴染をここまで傷付けたんだから何もしないわけ無いよ」

『ありがと、明日から普通に学校行くからけいちゃんは観光でもしてて』

赤「うん」

あ、母さんと父さんの命日明日だな...
お墓参りしないと

『明日放課後母さんと父さんのお墓参り行かない?』

赤「あ、そういえば明日が命日だったね。良いよ、行こうか。久しぶりに挨拶しないとね」

『こんなに大きくなりましたよ的な?』

赤「そうだね」

いや、ホント大きくなりすぎでしょ
羨ましい限りだよ

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