姐ゴリラ系眠り姫 (ページ32)

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おじたんページ32

「僕のおじたんね、すっごくカッコいいんだ!僕ね、おじたんみたいになりたいんだ!」

『へぇ、そっか!私も会ってみたいなぁ!』

「でもね、さっき疲れておじたん倒れちゃったの」

あらぁ…それはお疲れ様ですぅ((

てか倒れたなら行く方向同じじゃね?

『お姉ちゃんもね、行くところ同じかもしれないんだ。一緒行く?』

と聞けば元気よくうん!と言った。可愛い。この子のおじさんは一体誰なんだろう…

はぐれないように手を繋いで一緒に歩くがやはり子供、歩くスピードが早い。かろうじて歩くことができている私にとってはかなりキツかった
どうしよ、足ぷるぷるしてきた

『君、ちょっとだけ休んでもいい?お姉ちゃんちょっと疲れちゃった』

と言えば割とすんなりと良いよ!と言ってくれた。天使ですか???可愛さにやられつつ回復を急いだ。

少し足が回復してきたので進む事にした。すると男の子は私の名前は何て言うのかと聞いてきた

それに対し素直に名前を言えば男の子も自己紹介をしてくれた
チェカ君というらしい。名前まで可愛いとは…めっちゃ抱きしめたい((

保健室がここからでも見えるくらいの距離になった途端チェカ君はおじたんの匂いがする!と言って一人で保健室まで走って行った

獣人って鼻良いねホント…

また疲れたので保健室の入り口付近でしゃがんで休憩した

すると中から元気な声が聞こえてきたチェカ君の声だろう
話していたおじさんには会えたようで良かった

そんな事を思いながら耳を澄ましていると【レオナおじたん】と聴こえた

え、おじさんって昼猫先輩?(笑)

どうやら甥っ子らしい

中にいた人達も驚いているようで声を上げていた

私はといえば…

『ｯ…ｸｯ…ｸｸｯ…』

声に出して笑わないように大爆笑していた((

だってあの昼猫先輩の甥っ子だとは思わないじゃん

何、昼猫先輩も昔はあんな可愛い系だったの???は?何それ見たい((

とりあえず笑い止まらない

すると中からチェカ君の大きな声がまた聞こえた

「あのね、僕ここまでおねーたんと一緒に来てたんだよ!!綺麗なおねーたんのことおじたんにも教えたいな!」

ははっ綺麗とはお世辞が上手いねチェカ少年

てかこっち来るのねチェカ少年

「あ、おねーたん!!来て来て!」

良いよぉと言いながら立ち上がりチェカ君に引っ張られ保健室に入って行った