姐ゴリラ系眠り姫 (ページ4)

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復活ページ4

クルーウェルの言葉に驚きを隠せないでいたAは一度鼻で笑い、それから声を上げて大笑いした

ユウの頭はハテナでいっぱいになっていた

『よろしくな、ユウ君、グリム君。私はAと言う此処らへんでは珍しい名前の者だ。気軽に呼んで貰って構わないよ。驚いているだろうから1つずつ説明していこうか』

そしてAが話し出したのは自分の身に起きたことだった

『実は恥ずかしながら数ヶ月前にオーバーブロットをしてしまってね…それでこのザマさ(笑)。それとここに私が寝ていた理由は私は見ての通り女だ。女が男所帯の寮にいるのは宜しく無いという先生の計らいでこのオンボロ寮を使わせて貰っていたんだ』

「あの頃はもっと綺麗だったんだけどな」
「そーそー誰も掃除しなくなってまたオンボロに戻っちまった」

ゴーストは悲しそうにそう言う

『そー悲しい顔すんなって!私も起きたんだし、この子達もいんだからさ!』

とまるで太陽の様な笑みをゴースト達に向ける

『あ、因みに進級してたら2年生になるよ』

「リドル先輩と同じだ!」

ユウのこの発言にAは反応した

『りんご飴君を知っているのか!?』

「り、りんご飴…?」

『あ、リドル・ローズハートくんのことだよ。私が考えたあだ名さ。良い名だろう?』

「は、はぁ…」

何とも言えないあだ名に若干引いていたユウ達だった

『私は君達の話を聞きたいな』

教えてもらえないだろうか

そう尋ねるとユウ達は少し考え、悪い人ではないと思い了承した

「今夜はもう遅い、話をするなら明日にしろ仔犬共」

『あー確かに。じゃ、明日話聞かせてね』

「Aは明日の昼保健室に行け。健康状態を診る」

『私動けないんすけどー』

「転移魔法を使え。仔犬なら余裕だろう?」

『いやまぁそっすけど…』

「では保険医には私から伝えておきますね」

話がまたたく間に進んでいき解散することになった