突然の事（はーと） ページ7
撮影が終わって、帰る途中
車の中で夢を見た。
俺とAちゃんが手を繋いでデートしてる
凄い楽しそうで、俺も楽しくて
"祐也"なんて呼ばれて"A"って呼んだりして
目が覚めるとそれは夢だったんだって思い知らされる。
これが、現実になったら絶対に離したくない
離さない。
A今時間大丈夫?
手越いいよ!どうしたの?
A衣装の事で、今日聞くの忘れちゃったことがあって
手越なるほど!
A今日話した衣装のラインは何色がいいかな?
手越んー、青かな!
突然の思ってる人からの連絡に驚いて
嬉しくて返事をしていると
同時に悲しくもなった。
ラインを読み返せば、仕事の話ばかりで
明日はAちゃんもオフ。
"会いたい"
勝手に打ち込んでいた。送信手前で戸惑って
でも、このチャンスを逃したら次がないかもしれない
そう考えたら、送信ボタンを押していた。
既読先には"分かった。待ち合わせ？"
の一言。
よっしゃー!
そんなテンションを隠して"虹城公園で！
俺、今から向かう!"
マネージャーに行き先を伝えると
車は向きを変えて、公園へと急ぐ。
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作者名：Ri.Di.A x他1人 | 作成日時：2017年8月4日 11時
