Brightest (ページ11)

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完全に（さんかく）ページ11

俺の答えは完全に"Love"

hope it's mine

ﾌﾟﾙﾙﾙ

　

Aちゃんの携帯が鳴って

"すみません。"と言いながら出ると

相手は手越だった。

『え?今からはちょっと、急にどうしたの?』

内容はすぐに分かった。

手越はAちゃんをデートに誘いたがっている。

　

いつも俺なら、黙って見てる。

けど、止めないって決めたから。

俺はAちゃんから携帯を奪って

増田「あのさ、俺だけど。

Aちゃんは俺とデート中だから

掛け直してくれる?」

(手越「え!?まっすー!?…分かった。」)

驚いた声の後に落ち着いた声が聞こえてきて

電話が切れた。

Aちゃんに携帯を返すと丁度信号が変わって

俺はアクセルを踏んだ。

奪いたいような愛。

こんなんになるなんて、おかしくなってんのかな。

俺、嫉妬深いのかも(笑)

『あ、あのー。』

増田「駄目だった?俺とデートって」

『い、いえ。その恥ずかしいといいますか。

えっと…嬉しかった…かも//』

いつになれば…

そんな事ばっか考えてたけど

俺だけじゃなかったんだって思っていいんだよね？

増田「ずっと、Aちゃんの事好き。」

時が止まったように長く思えた。

聞こえ来た声は"わ、私も実は好きです。//"

恥ずかしがるAちゃんの声。

もうすぐクリスマス。

奇跡ってこういう事を言うんだろうな。

Cafeについて、人から目の付かない場所に移動する。

　
　

さっきは運転中で、目を合わせられなかったから

向かい合ってもう一度伝えようと見つめる。

Aちゃんの顔はほんのり赤く緊張している様子でもあった。

増田「Aちゃん。俺ずっと見てた。

一生懸命な所もひとりで何でも抱え込んじゃう所も

笑顔が凄く眩しい所も大好きで、

いつの間にか惹かれてた。

もう一度言わせて?

俺、Aちゃんが好き。大好き。」

　