十九話:料理 ページ20
とりあえず誤魔化せたみたい…Blueはまだ疑っている様子だけれど…今は深入りしなさそう。
Blueは考え込むように顎に手を当てている。LustはBlueの寝室でアレな本を探している。
Blueは気にも留めず椅子に座っている。私は…どうしよう。特にすることもない…
目を瞑ると、楽しげに笑う三人の姿が見えた。思わずクス、と笑ってしまった。
B「何笑ってるの？面白いことでも思い出した？」
聞かれていたようだ…Blueがこちらを見上げて、質問をしてきた。
『まあ…三人の事を思い出しちゃって、つい笑っちゃったの』
私は正直に答えた。嘘をつく必要もないし、今は彼に疑われるような事はしないほうがいい。
すると、私の頭に何か固いものが当たった。痛そうな声を出して、Lustを睨む。
L「悪い悪い、思いっきり投げちまった。っていうか、お前大人な本の一冊も持ってねえのか？」
彼は申し訳なさそうに笑って、ごめんと謝罪するように両手を合わせた。
Blueは余裕気に笑った…いや、怪しい笑みとも受け取れる表情だった。
B「そんなもので発散しなくても、本物がいるしね」
と、Blueはこちらを見やった。Lustはなるほどな、と笑ったが笑い事じゃないと私は彼らから距離をとった。
L「…こんな事してる場合じゃなかったな。それで、Aはこれからどうするんだ？家には自力で帰れないんだろ？」
そうだった。ふざけてる場合じゃない。私は特殊なオーラを持つだけ。コントロールすら出来ない。
自力でOmegaTimelineに帰ることなんて出来るはずがない。あそこに行けるのはあの三人とCoreFriskくらい。
ああ、もう…！どうすればいいの？
私は自然と頭を抱えてしまっていた。私がどう帰ろうか考えて四苦八苦している様子を見たLustは、手を伸ばして私の眉間に寄っていたシワを伸ばしてくれた。
L「ほら、またシワが出来てるぞ。俺たちがいるだろ。大丈夫だ。全部上手くいくさ」
そうLustは励ましてくれた。それだけでどんなに救われたか。心がフッと軽くなって、自然と笑みが溢れた。
『ありがとう、ラスト…いつも助けてもらってばかりで、悪いなあ…』
すると、Blueが私たちの間に入ってきた。何やら不満でもあるような顔であった。
B「僕もいるんだけど…？そろそろ夕食でも摂らない？僕が作るからさ」
Blueは料理は上手いが、実験のようにいろいろ混ぜるときがある。私は心配そうな顔をした。
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アンテ民 - ちゅきです！！！！付き合って下さい！！！(ｺﾞﾒﾝﾅｲｻｲｼﾞｮｳﾀﾞﾝﾃﾞｽ)更新待っております！！！！！！！！ (4月11日 23時) (
レス) @page22 id: 8368d13fa5 (このIDを非表示/違反報告)
sachesache(プロフ) - Lustさんメッチャ良い奴じゃないかッッ！DreamSwapのストーリーを進めつつ、他のAUとの繋がりを自然に導入していて楽しく読ませてもらってます！応援してます！ (2022年3月31日 16時) (レス) @page22 id: 10c2eed974 (このIDを非表示/違反報告)
KINGボーン(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ好きです！←突然の告白((((これからも更新頑張ってください！ (2020年12月20日 23時) (レス) id: d33e05f76d (このIDを非表示/違反報告)
なつ - あのドリームスワップの小説応援してます！更新頑張ってください！ (2020年12月20日 18時) (レス) id: 9f107c7e8c (このIDを非表示/違反報告)
団子(プロフ) - 語彙力無くなるくらい好きです！初めまして！好きです！！！ (2020年10月26日 17時) (レス) id: 6f0a028800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくわねこ | 作成日時：2020年5月10日 0時
