「好きで好きで たまんねぇのよ。」(in×ym)

パッて目が合ったら ページ21

K:






慧「今日ちょっとイチャつきすぎたかもしんない」


涼「え？そう？全ッ然じゃね？？？」




…だろうとは思ったよ。ほんっと無自覚なんだからこのコ。





シングル特典イベントを終えて、明日はロケで朝早いので早々に移動車の後部座席の端っこに乗り込んだら
そのすぐあとにやまだが乗ってきて、すんっと俺の隣にログイン。

で、スマホいじりながら当たり前のように頭を俺の肩にセット。




そういやラストの歌唱中、落ちサビ前偶然ソファで向かい合わせになってしまって

甘ぁい声で歌うのが愛おしくって無意識に手が伸びて 頭撫でそうになったのを思い出して、ささやかに反省してる、ってワケ


まあ慌てて引っ込めたら大ちゃんが乱入してくれたのでモーマンタイ(ってことにしとく)

ソファに寝っ転がるやまちゃんが悪いのよあれは。





慧「ミーティング中もさ、全体カメラ無いしバレないかなってやまだの方ばっか見ちゃってたし。あの席順がいけないわ。見ちゃうもん。ボケも全部拾うかニヤニヤしちゃうし」


涼「まー確かに、でも伊野尾ちゃん俺のボケしっかり拾ってくれるからさ。結局大ちゃんと伊野尾ちゃんがいる方向にボケちゃうんだよね。」


慧「ロゴデザインもさぁ〜、時計マンのやつベタ褒めしすぎたかも〜あれに関してはマジでいいと思ったからなんだけど」


涼「ほんと？ありがとっ♡」


慧「…かわいい。」





まあ、隠してるつもりはないんだけど

プライベートを持ち込みすぎるのはよくない、なるべく大ちゃんか知念見よ。だいたいそのあたりにやまだもいるし。






涼「………オレはもっと絡んでもいいと思ってたけどね？」


慧「へ…？」


涼「ちゃんと目ぇ合ったのボサノバ採用のくだりぐらいよ？」


慧「あ、そう？」


涼「ちゃんが俺の方見てんなーとは思ってたし、俺も見てたからアレだけど。今日はむしろ絡んでないほうでしょ、」





それまでずっと目線はスマホだったかわい子ちゃんが、不意にこちらを見上げるもんだから ばっちり目が合う








涼「へへ… やっと見つめ合えるね」





慧「…………………………やっべ、むちゃくちゃキスしたい」


涼「いいよ？♡」






前の方に座ってるメンバーが 若干名ニヤニヤ、若干名ガン見してるので

僕怒られたくないんで我慢…




涼「んー？」



あぁっ……やめて……そんな目で見ないで…！





金曜日は久々デートだからそれまで我慢っ、！







甘さレベル：♡ (内心：♡♡♡)

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