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鏡に向き合いながら自分の寝癖で唸った髪の毛を見る。
昨日、隣の席のジミンくんからストレートにしてきてと言われたが今日はなんとなくやる気にならなかった。
申し訳ないがまた今度にしよう。
言い訳をするとストレートアイロン持ってないし。
コテしか持ってないしッ。(コテでもストレートにはできる)
本当のことを言うとストレートにしたことなんて遠い昔だし失敗すると少し怖い。
あといきなり変えてもちょっと恥ずかしいというか、なんていうか。
何故ストレートにしてきなよとか言ってくれたんだろうな。なんやかんや友達がいない私のことを心配してくれたから声をかけてくれたのだろうか。
ジミンとはクラスでは1番喋るかもしれないけど喋っても授業のペアーワークか消しゴム落としたとかその程度でプライベート的なことを話したのは昨日が初めてだった
そんなことを思いながら髪を巻き終え、アイシャドウを塗っていく。
今日はいつも四重にしているアイシャドウを三重にしてみた。1番上に載せるキラッキラのラメのアイシャドウをやめてみた。
やはり印象は少し変わるなぁ、シャドウこんなに今までつけなくてよかったでしょう。よくこんな濃くしてきたことをなんとも思わなかったんだろ。恥ずかし。
とやっと今までしてきた自分のメイクに違う意味で尊敬しながら他のメイク道具をポーチにしまった。
ポーチを学校の鞄の中に入れ家を出る。
早く可愛くなりたいなあ。
ソクジンさんこっちを振り向いてくれるかな。
ジョングクと一緒に仲良く登校したいな。
友達できるかな。
ジミンくんにすごいって言われたいな。
でもやっぱり1番は
ユンギ先輩によくがんばったなって褒めて欲しいなぁ。
なんて考えたりしながら学校までのいく道のりをいつもより早い足取りで歩く
ふと前を見るとソクジンさんがスタイルがいいストレートの黒髪の女の人が歩いていた。
と同時に図書館での出来事が脳内でまたもや思い起こされた。
_____俺ケバいやつとか無理だし、
鼻の奥がツーンとして、喉が痛くなった。
じゃあなんで、今まで優しくしてくれたんですか
どうして構ってくれたんですか。
今になって沢山の疑問が浮かんだ。
泣くな泣くな。ここで泣いたら負け。
私は可愛くなれる。がんばれ。
と自分に言い聞かせてたら
ユンギ先輩に無性に会いたくなった。
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Pちゃん()(プロフ) - 続き書かないんですか?めちゃ気になります!更新頑張って下さい。 (2019年12月7日 21時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
いえす - 良い小説ですね。次も期待して待ってます! (2019年11月18日 20時) (レス) id: b58bd55c9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウナギ師匠 | 作成日時:2019年11月17日 1時