◇ ページ16
目黒side
深澤先生とは別れて2人で食堂に。
目「すみません。昼食ってまだ残ってますか…？」
「残ってるよー。今からご飯なの〜？」
馴染みのある調理員さんが亮平くんの顔を覗くけど、緊張してるのか俺の足に隠れちゃった。
トレーを受け取って、食堂の端っこに2人で座る。
が、お箸を持とうとせず、窓の外をぼーっと見つめている。
目「亮平くんお腹空いてないかな？」
亮「……」
目「全部じゃなくても、好きなやつだけでもいいよ？」
亮「……っ、(泣)」
視線をトレーに移すと、静かに泣き始めてしまった。
入院したての子で食欲のない子は結構いる。
ただ単に慣れない環境に体が追いつかなかったり、ストレスから体調を崩してしまったり、あとは……
亮「ややっ……(泣)」
目「亮平くん？」
亮「っ、ままぁ……ままのごはんがいぃ……(泣)」
とうとう顔を覆って泣き始めてしまった。
家族、お母さんの存在とは子供にとって本当に大きなもの。
いきなりこんなとこでお母さんとも引き離されて普通でいられるわけないよね。
目「今度ママがここ来てくれる時に、ご飯作ってってお願いしてみよっか？ママきっといいよって言ってくれると思うよ？」
実際、面会に来る時に手作りのおにぎりやお菓子を持ってこられる保護者は結構いる。
目「ママはお料理上手なの？」
亮「じょーずっ……ままのカレー、おいしいの」
目「へぇーすごい！俺料理全然出来ないし……知ってる？翔太先生、全然出来ないんだよ、」
亮「そうなの、？」
目「そーそー。いっつもコンビニのパンとカフェオレ飲んでんの。今度覗きに行こっか？」
亮「くふっ、うん……」
ようやく笑顔を見せてくれた亮平くん。
これはどうかなー？ママのとどっちがおいしいかなー？なんてお喋りしながら全部完食。
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おいぬ(プロフ) - 優真さん» いつも読んでいただきありがとうございます¨̮⃝メッセージに送りましたのでご確認ください！ (11月6日 22時) (
レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
優真(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく拝見しております。パスワード保護のパスワード教えていただきたいです！ (11月6日 22時) (レス) id: 3196b3602d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - おいぬさん» とんでもないです！ありがとうございます🙇🏻♀️主さんのペースで頑張ってくださいね👍 (8月12日 11時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
おいぬ(プロフ) - ののさん» メッセージにお送りしました！読んでいただいてるのに更新が滞っていてすみませんᐢ ; ˙̫ ; ᐢ (8月12日 9時) (レス) id: e34387800d (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - いつもたのしか拝見させていただいてます🙇🏻♀️パスワード保護されている小説を読みたいです😻パスワードを教えてください🙇🏻♀️🙇🏻♀️お手数ですがお願いします (8月12日 7時) (レス) id: 76a37fd4ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいぬ | 作成日時：2022年8月3日 22時
