#011 とある金曜日 ページ12
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Aside
「おはよう、マゼ。今日は早めだね。」
「クエェ!」
相変わらずの朝……と言いたいところだが、今日はいつもと少し違うところがある。
い つ も 以 上 に 来 る の が 早 い
つまり、茶化しそうなメンバーがいるということですね、はい。
「A先輩、モテますね。」
「梨花、マゼから好かれるのは嬉しいけど陽先輩は……」
「俺は嫌??」
「だれもそうとは言ってませんよ。」
「Aちゃん、ツンデレ??」
「そうですね〜!」
「陽先輩は勝手に解釈しないでください、琉夏は何勝手に答えてるの。」
ということですね、はい。
「でも、この間のジャケット撮影の日も、何故か陽先輩遊びに来てましたよね。」
「隣の隣で俺らも撮影だったからな〜。」
ちなみにこの会話をしながら、お昼の弁当と夜ご飯の下ごしらえをしています。朝ごはん?一応食べ終わりましたね。
「マゼ、1個余ったからあげる。」
「クエェ!」
あげたのはエビカツ。チンした時に、キッチンペーパーを敷いてるから油は少し吸われてるし、大丈夫だと思う。
「エビカツ??」
「今日のお弁当のおかずのあまり。夜はカレーね。」
「カレー!!」
陽先輩の目が輝いている……忘れてた。
こ の 人 カ レ ー 星 人 。
「Aちゃんのカレー、美味しいって聞くよ。」
そしていつもと違う所もうひとつ、夜先輩がいること。
「どんな感じなんだ??」
「一言で言うと………お蕎麦屋さんの……カレー。」
「和風カレーって感じだよね。」
確かに間違ってはないと思う。
おじいちゃんがお蕎麦屋さんだったから、その癖で作るカレーが和風になっただけなのだけれども。
「陽先輩、食らいつき半端ない。」
琉夏、笑い事じゃないです。
「陽先輩たちも食べます?」
「いいの??」
「お、やった。」
梨花、勝手に決めない。
夜先輩はいいとして、陽先輩何同意しかけてるんですか。
「それじゃ、決定でいいと思うよ。」
何故決定してるんですかというか
「隼先輩、いつの間にいたのですか。」
「ん〜、カレーのくだりからかなぁ。とりあえず、僕はAちゃんのカレー楽しみにしてるね〜。」
語尾に音符つきそう。そのうえ。
―――――――― カレーは決定事項らしい。
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唯華(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます。女の子達の苗字、説明のところにふりがなつけ加えて置きますね。指摘ありがとうございます。 (2018年2月8日 0時) (レス) id: 81a7efb2cf (このIDを非表示/違反報告)
もちょぽてと。 - 凄く面白いです!でも、女の子達の名前と苗字が読めないので、教えてもらっても良いですか?すみません、更新頑張って下さい。陽大好きなので楽しみにしてます!! (2018年2月7日 23時) (レス) id: fab499d322 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唯華 | 作成日時:2018年2月7日 19時