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VI. ページ9
｢瑞稀、用件だけ言って切らないでよ……まぁいっか。｣
井上から送られてきた現在地は、どうやらJourneyCompanyの裏に当たる場所らしい。
そんなところ、入って大丈夫なのかと彼女は苦笑いした。当然、世間的にどこまで解雇が広まっているか分からないからである。
"そういえば前に、ホール裏の先輩たちのファンの出待ちが凄いなんて瑞稀が話してたなぁ"とか思い出しつつ彼女は再び車に戻り走らせることにした。
｢……どっち？｣
道に迷った訳では無い、ただ"どの入口か"が分からないだけである。
裏からはいるのか、それとも劇場の方から入るのか。
彼女は悩んでいる。
今は公演期間では無いことは彼女も知っている。大体どの劇団が何をやるのか、話が被らないようにするためにそういった情報には彼女は敏感だったから。
｢しかたない、かけるか。｣
彼女が電話をかけると、ワンコールですぐ出た。
｢もしもし、Aだけど、どの入口から入ればいいの？｣
『言い忘れてたごめん。何で来てる？』
｢車。｣
『わかったからちょっと待ってて。』
��.Side JourneyCompany→←��.Side your
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弓道ちゃん♪(プロフ) - 大好きな作品なので更新待ってます！！頑張ってください!! (2020年6月18日 15時) (
レス) id: cdb52c6ff0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯華 | 作成日時：2020年6月17日 15時
