王子と後輩たち。2[男主]

049.2ヶ月後の楽屋にて。 ページ2

｢本っ当にすいませんでした！！｣




SnowManの楽屋。

照とふっかにお前何したんだよ、という目で見られている。
事情を知る蓮は苦笑いしてるし。





｢え……みんな揃ってどうしたの？｣
｢実は……｣



事の発端は2ヶ月前のこと。
少年忍者のメンバーが休憩でもないのに喋っていて振付師さんを怒らせ、理由を聞いた俺が半説教半お怒りっていうだけの話。

まぁ、ラウは何も知らないし驚いても無理はない。


｢……お前なぁ。｣
｢あの時のAくん、すごかったっすよ。
後輩のために頭下げた話、嘘だと思ってたら本当でしたからね。｣



蓮くん、それ擁護になってない……。
絶対彼らの罪悪感増やしただけだよ、それに俺すんごいあの後猛烈に後悔したんだから！！



｢……俺も怒りすぎた。ごめんね。
皇輝くんもそうだけど、割と結構色んな子完全に俺のも絶対とばっちりでしょ。青木くんとか久保くんとか。本当にごめんね。｣
｢……相変らずだよね、A。｣
｢え？｣
｢だってさ、俺も分かるけど怒るってすんごい労力いるじゃん。でもそこにまだ謝りに行ったんでしょ。相変わらず優しいよねって。｣



さっくんのおかげで、少し報われた気がした。でも恥ずかしいから、その暴露はやめてほしい。

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