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「翔太はこの家に何回来たことがあるか？」
「そりゃ、もう、たくさん… です」
「翔太がこの家に上がるとき“ Aに謝りに来た ”って言って上がるだろ？」
「… はい」
「それが今日もだろ？翔太はAのことどう思ってんの」
お父さんの淡々とした声に不安が募る。
お父さんもお母さんも、翔太のことが何だかんだ好きだから、結婚はあっさり認めてくれると思った。
「大好きで、… 愛してます。こんな俺を見捨てずに、受け止めてくれる人はA以外いないです、」
「俺にとって、なくてはならない人です、」
ぎゅっと繋がれた手に力が入るのがわかった。
「Aは？どう思うんだ？」
『私も、翔太以外は考えられない。… 結局、意地悪だけど優しい翔太が大好き。』
そうか。とだけ告げて、お父さんの言葉はなくなった。
再び訪れた沈黙に、どうすることもできず、立ち尽くしていると、お母さんがふふふっと笑った。
「お父さんね、Aを翔くんに本当に取られちゃうのが嫌なだけ(笑)」
「…！」
『え、？』
「幼い頃からAはずっと翔くんしか見えてないでしょ？お父さんのことなんて一つも見えてないんだから(笑)」
「だから“ 結婚 ”ってなると、本当にAが自分の近くからいなくなるような気がして寂しいのよ(笑)」
お父さんをチラッと見ると、少し顔が赤くなっている。
「Aをとびきりの笑顔にするのも翔くんだもんね？ほら、今日だって翔くん来るまで全然笑わないし。」
「お母さんは翔くんとAなら絶対に大丈夫だと思うな」
『… お母さん、』
お母さんの言葉に、翔太と2人頭を下げれば、
「… そうだな、翔太、頼むぞ」
とお父さんも結婚を認めてくれた。
「ほんと、次A泣かせたら絶対に私は別れろって言うからね！」
「もう泣かせないから。… たぶん」
「翔太！たぶんって何よ！たぶんって！」
なんだかんだでお姉ちゃんも認めてくれた。
翔太と2人、久しぶりに一緒に住んでた家に帰る。
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めめあべなべこじ担のぷりん - 初コメ失礼ぃ（泣）うめさんですよね？！もしかして神の間違いでは？！（まじです。）自分のめっちゃ好きなス卜ーリーでした＾ｖ＾これからも応援してます！ (2022年4月4日 13時) (
レス) @page41 id: d46f9baee8 (このIDを非表示/違反報告)
うめ(プロフ) - 淘蒼toaさん» コメントありがとうございます！リアルな恋愛系と言って頂き嬉しい限りです！コメントが本当に励みになります(*^^*) 応援ありがとうございました！ (2022年3月9日 17時) (レス) id: ecdea445c9 (このIDを非表示/違反報告)
うめ(プロフ) - 蓮翔さん» コメントありがとうございます！素直に伝えられない、もどかしい渡辺さんを書かせて頂きました！応援ありがとうございました！ (2022年3月9日 17時) (レス) id: ecdea445c9 (このIDを非表示/違反報告)
うめ(プロフ) - 芹奈さん» 初めまして！コメントありがとうございます！ゆり組と幼馴染み、ここで完結致しました^ ^ 期待に沿えるような作品になったでしょうか？応援ありがとうございました！ (2022年3月9日 17時) (レス) @page41 id: ecdea445c9 (このIDを非表示/違反報告)
淘蒼toa - 初コメント失礼します！翔太くんの彼女気分になれてすごく良いです。こういうリアルな恋愛系を求めてました、これからも応援してます！ (2022年2月25日 13時) (レス) @page34 id: 9ce243e034 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うめ | 作成日時：2022年2月6日 1時
