Episode07. LOVE ME DO ページ7
安室さんの愛車を私のマンションの駐車場に止め、私の部屋に招き入れる。
ソファに座ってもらい、ミルクティーを入れようとすると腕を掴まれ再び抱きしめられた。
「A、どうして言わなかったんですか」
安室さんは悲しんでいるというよりは怒っている、と言った方が近い。
彼はこの前の電話の意味を理解したようでその場で事情を言わなかった私に怒っているのだろう。
「心配かけたくなくて」
「守ると約束しましたよね。……ちょっとは頼ってくれ」
「ごめんなさい…」
怒っているのは自分か。
守れなかった自分に腹を立てているのがわかった。
「安室さん、お仕事は大丈夫ですか？」
「ああ…明日からポアロに出勤しますよ」
でも…と彼は言って私の肩を後ろに押しソファに寝かされる。
「今夜はAを感じたい」
「私も、安室さんとこうしたかった」
彼の首に腕を回し、口づけを強請る。
彼は優しく包み込むように唇を重ねた。
安室さんは自分の服を私の上で脱ぐ。
光に照らされた彼の体は、細身なのに筋肉がきちんと付いていて
余分なものは一切ないため息の出るほどの肉体美。
「安室さん、この傷は…？」
気になったのは真新しい横腹の痣のような傷。
安室さんはこういう傷をいつのまにか付けてくることが多い。
その理由はいつも曖昧で誤魔化されていることはわかるが、それ以上は聞かないのが約束。
「酔っ払いに絡まれたんです。それより、余裕ですね」
「そういう訳じゃ…あっ…そこは…」
安室さんの手が胸から段々、下になぞられて行く。
「ん？ここは？」
大事に、優しく、私を抱く安室さんの姿はきっと私だけのもの。
今、彼の世界は私しか映っていない。
甘い時間が流れ、私の頭すら彼に支配される。
私の甘い声と安室さんの時々漏れる余裕のない呼吸が私の部屋に響く。
彼の額は汗ばんでいて、その姿が余計に艶美だ。
不意に彼は私の耳を甘噛みする。
「んっ…」
「A、______」
余裕のない私に、彼の口から出た言葉は私への愛の叫び。
もう一度言って欲しい。
本当は何度も言って欲しかったけれど、今は目の前の彼が与えてくれる快楽に堕ることにした。
LOVE ME DO(私を愛して)
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恋魔法ちゃん(プロフ) - 明里香さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘のコメントありがとうございます。今更ですが、訂正させていただきます。ありがとうございました(*´-`) (2019年1月6日 23時) (
レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
恋魔法ちゃん(プロフ) - 空さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。続編も楽しんでいただけていましたら嬉しい限りです(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 42話に誤字がありました。「火事じゃないら」ではなく、「火事じゃないから」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年12月3日 22時) (レス) id: 040b745b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋魔法ちゃん | 作成日時：2018年11月3日 20時
