Episode38.I MISS YOU ページ38
「安室さん…んんっ…やぁ…」
私の家にまた安室さんの匂いが充満し始めた。
なぜか私と彼は身体を重ねている。
私が求めた所為でもあるし、彼も私を求めているのがわかった。
でも、
「安室さん、私、明日になったら貴方のこと忘れないとダメですか？」
そう言うと彼は動きを見せ止めて私を抱きしめた。
耳元で彼の声が振動して私の耳の中に侵入してくる。
くすぐったくて、気持ち良い。
「A、そばにいてください。いつか必ず言います」
それまで待ってくれ。
「しょうがないなぁ。私がいないと安室さんは駄目なんですね」
彼が申し訳なさそうに言うので、冗談っぽく上から目線でいってみた。
「A、それで沖矢さんとはどこまで？」
「…」
忘れてなかった。
帳消しにはならない沖矢さんとのキス。
「…キスしました」
「嫉妬で殺させるつもりか？」
「ごめんなさっ…あっ、まって…んぁ…」
余裕ないのは私の方だ。
久しぶりの安室さんを目で、肌で、全身で感じた。
愛おしい彼が月夜に照らされ私を包み込んでいる。
幸せ。
私を幸せにしてくれるのは…
「やっぱり安室さんだけですね」
「知ってるよ」
「安室さん、起きて！起きてください」
昨日の夜、ポアロの出勤までは時間があると言っていたので寝かせてあげて朝食を作った。
可愛い安室さんの寝顔。
写真撮ろうかな、とも思ったが安室さんは写真が嫌いだからやめておいた。
「起こしちゃってごめんなさい。会社に行ってきます。朝食あるので是非温めて食べてくださいね」
「A…行くんですか」
「はい。行ってきますね。またポアロに行きます」
安室さんが私の手にキスを落としていってらっしゃいと言った。
嗚呼なんだこの可愛い生き物。
「おはようございます」
「おっ、おっはよーう。Aちゃん元気だね〜良いことあった？」
流石、萌華さん。鋭い。
萌華さんは私と安室さんが付き合っていることは知っているが少しの期間別れていたのは知らない。
だからわざわざ言う必要も無いと思って、何でもないですと笑って見せた。
お昼はポアロに行こうかな。
何だか単純だな、私。
それでもいい。彼がいるだけでいい。
I MISS YOU (貴方にもう会いたい)
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恋魔法ちゃん(プロフ) - 明里香さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘のコメントありがとうございます。今更ですが、訂正させていただきます。ありがとうございました(*´-`) (2019年1月6日 23時) (
レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
恋魔法ちゃん(プロフ) - 空さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。続編も楽しんでいただけていましたら嬉しい限りです(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 42話に誤字がありました。「火事じゃないら」ではなく、「火事じゃないから」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年12月3日 22時) (レス) id: 040b745b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋魔法ちゃん | 作成日時：2018年11月3日 20時
