Episode31.LETS GO ページ31
安室さんと別れて1週間が過ぎた。
切なく、思い想いを抱えて1日がこんなにも過ぎるのが遅いのかと思う。
付き合っていた当時は会社の近くにポアロがあることをすごく喜んだ。
仕事の合間に彼に会えることが嬉しくて、楽しみだったのに。
「はぁ…」
でも今は、会ったらどうしようという気まずさしかない。
それ以来ポアロには行っていないし、お昼もお弁当かコンビニで済ませている。
今日は早めに仕事が終わったので、空がまだ明るい時間に会社を出た。
するとそこにはコナン君が立っている。
「コナン君…」
「久しぶりだね。Aさん」
話があると言われポアロに行こうと言われた。
でもそれはできなくて、私が言うのを躊躇っていると
「なら、博士ん家に行こうよ」
ニコニコした顔で喋るコナン君。
私はポアロを不意に見ると、ガラスの奥から安室さんの姿が見えた。
私がいなくても全然余裕そうで羨ましかったし悲しいとも感じる。
コナン君に手を引かれる方向に意識を向けて、ポアロに背を向けて歩いた。
「あ！Aお姉さんだ！コナン君連れてきてくれてありがとう！」
そこには大きな荷物を背負った少年探偵団と沖矢さんの姿があった。
哀ちゃんが冷えピタを貼って椅子に座っている。
「実はワシがキャンプに連れて行く予定だったんじゃが、哀君が熱を出してしまっての」
「哀ちゃん、大丈夫ですか？」
「季節の変わり目だからか、まぁ安静にしていれば大丈夫じゃ」
そしてその代わりに沖矢さんと私で行って面倒を見てほしいらしい。
安室さんを誘ったが断られてしまったらしく沖矢さんが代わりに。
「ダメですよ！博士！」
私は返答をどうするか考えていると光彦君がそう言うと、続けて子ども達が
「そうだぞ！博士」
「Aお姉さんには安室さんがいるんだから」
その光景がなんだか微笑ましくて、私はみんなの前でしゃがみ笑顔を作った。
「大丈夫。私、安室さんとはお別れしたの。だから気にしないで良いんだよ」
そう言った瞬間、コナン君と哀ちゃんそれから沖矢さんが驚いた様子でこちらを見る。
子ども達はキョトンとしていた。まだ小学生1年生だから難しいことはわからないよね。
「安室さんとはお友達に変わったの。だから私のことは気にしないで。キャンプ行こう」
子ども達は嬉しそうにやったー！とはしゃいでもう一度忘れ物確認をしていた。
良い息抜きになりそうだ。
LETS GO(彼がいない時間へ)
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恋魔法ちゃん(プロフ) - 明里香さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘のコメントありがとうございます。今更ですが、訂正させていただきます。ありがとうございました(*´-`) (2019年1月6日 23時) (
レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
恋魔法ちゃん(プロフ) - 空さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。続編も楽しんでいただけていましたら嬉しい限りです(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 42話に誤字がありました。「火事じゃないら」ではなく、「火事じゃないから」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年12月3日 22時) (レス) id: 040b745b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋魔法ちゃん | 作成日時：2018年11月3日 20時
