Episode03.DANGEROUS SPICES ページ3
「おはようございます」
平日は会社勤めなので仕事に赴く。
自分のデスクに座り、今日も仕事をこなす。
「Aちゃん、おはよーう」
「萌華(モカ)さん、おはようございます」
萌華さんは24歳で私より1つ上の先輩で、入社当時からデスクが隣ということもあり
仲良くしてもらいたまにご飯に連れて行ってもらう仲だ。
「最近、不審者情報があるみたいだよ此処。怖いねぇ」
「萌華さんは可愛いので特に注意してくださいね」
「Aちゃんの方がキャワいいのに何言ってんだー！」
萌華さんの腕が私に伸びて抱きついてくる。
自分が年下なのを忘れるくらい萌華さんは天真爛漫で可愛い先輩。
ただ、空気が読めないところもあるけれどそこが彼女の魅力でもあり愛されている。
「萌華さん、そういえば先週言っていた事業所の書類の件なんですけど____」
仕事を淡々とこなし、いつのまにか昼食の時間になった。
萌華さんが喫茶店 ポアロに行こうと誘ってくれたが、今日はきっと安室さんがいない。
なぜなら私立探偵の仕事の時は1週間ほど、ポアロには来ないのを知っていたから。
「今日はお弁当作って来ました」
「いいなぁ、私もAちゃんのお弁当たべたーい」
そう言って、ビルの隣にあるコンビニにお昼を買いに行った萌華さんを待つ間
スマホの電源を入れて見る。
メッセージは0件。
期待するだけ無駄だがいつも期待してしまう私にため息をついた。
----
「Aちゃん、お疲れ様！」
「萌華さんお疲れ様です。夜道、気をつけてください」
萌華さんとは帰りが別の方向なので、1人でいつも帰っている。
その時横を通りかかった電柱から視線を感じ振り返って見ると男性が立っていた。
“最近、不審者情報があるみたいだよ”朝の萌華さんの言葉を思い出す。
「気のせいだよね…」
そう自分に言い聞かせ帰路に足を進めるが、悪い予感は気のせいではなく確信に変わったのはコンビニに寄ってから。
本を立ち読みするふりをして外を見ると、先ほどの男性がすぐ窓の向こうからこちらを見ている。
鳥肌がたった。こんなに近くにいるのに側からみたら怪しいのにそれを気にしない男性。
警察を呼ぶべきか、でも勘違いかもしれないし自意識過剰かもしれない。
「安室さん…」
久しぶりに安室さんに電話をかけてみる。
_____お呼びしましたがお出になりません
DANGEROUS SPICES(彼女に迫る危険の徴候)
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恋魔法ちゃん(プロフ) - 明里香さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。ご指摘のコメントありがとうございます。今更ですが、訂正させていただきます。ありがとうございました(*´-`) (2019年1月6日 23時) (
レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
恋魔法ちゃん(プロフ) - 空さん» 返信が遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます。続編も楽しんでいただけていましたら嬉しい限りです(*´-`) (2019年1月6日 23時) (レス) id: f14e05799e (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 42話に誤字がありました。「火事じゃないら」ではなく、「火事じゃないから」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 9話に誤字がありました。「皆んな」ではなく、「皆」です。 (2018年12月16日 11時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空 - 続編おめでとうございます！これからも楽しみにしてます！ (2018年12月3日 22時) (レス) id: 040b745b0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋魔法ちゃん | 作成日時：2018年11月3日 20時
